ニュース
Map Camera、7月の新品・中古デジカメ人気ランキングを公開
新品・中古ともにフルサイズミラーレスに注目が集まる
2019年8月21日 12:35
シュッピン株式会社は8月19日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2019年7月1日~7月31日の新品・中古デジタルカメラ売上ランキングを発表した。
新品デジカメ販売月間ランキング
1位:ニコン Z 6
2位:ソニー α7 III
3位:キヤノン EOS R
4位:オリンパス Tough TG-6
5位:ソニー α6400
6位:オリンパス Tough TG-5
7位:キヤノン PowerShot SX620 HS
8位:ライカ ライカQ2
9位:ソニー α7R III
10位:キヤノン EOS RP
前回同様、2位のソニーの「α7 III」に大きく差をつけて、ニコンのミラーレスカメラ「Nikon Z 6」が首位をキープ。
この事について同社は、7月29日まで続いたキャッシュバックキャンペーンの効果に加え、ニコンのフルサイズミラーレス機に対して様子見だった人がキャンペーンに後押しされた結果だと分析している。
また、2位の「α7 III」と僅差でキヤノン「EOS R」がランクインし、三つ巴の戦いになっている。
なお、一度キャッシュバックの終わった「Nikon Z 6」だが、8月8日より新たなキャッシュバックキャンペーンがスタートしており、ソニー・キヤノンがどこまで迫るのか、注目したいとしている。
4位には、7月26日発売のオリンパス「Tough TG-6」がランクイン。6位には、生産完了となる「Tough TG-5」がランクインしており、「Tough TG-6」と「Tough TG-5」を合わせると、1位の「Nikon Z 6」を上回る台数を販売しているという。
最近のランキングで常連となっていたキヤノンのコンパクトデジタルカメラ「IXY 200」がトップ10を逃し11位につけた。代わりに、2万円前後のリーズナブルな価格でありながら、35mm判換算で広角25mmから望遠625mmの光学25倍ズームを特徴とする「PowerShot SX620 HS」が7位にランクインした。
3月の発売開始から品薄が続き、ようやく前回10位にランクインした「ライカQ2」が、今回は8位に順位を上げている。同社では、在庫が潤沢になれば中古も出回るようになり、より多くの人が手に取る機会が増え、良さが実感してもらえるのではないかとしている。
中古デジカメ販売月間ランキング
1位:ニコン D750
2位:ソニー α7 II
3位:ソニー α7 III
4位:ニコン D850
5位:キヤノン EOS 5D Mark III
6位:ソニー α7R III
7位:キヤノン EOS 6D Mark II
8位:ソニー α7R II
9位:ニコン D810
10位:キヤノン EOS R
6月のランキングでは、トップ10の内7機種がデジタル一眼レフカメラだったが、今回は5機種となり、同じく5機種のミラーレスカメラと同数となった。11位から20位までも5機種ずつランクインしており、人気は拮抗している。
なお、トップ10まではフルサイズ機が占めているが、11位以降はAPS-C機もランクインしているという。
メーカー別でみると、前回と同様に10位までは3メーカー(ニコン、ソニー、キヤノン)が独占。特にα7シリーズを4機種ランクインさせるなど、ソニーは中古部門でも強さをみせている。
ソニー製品については、今後「α7R IV」への買い換えにより中古の品数が増え、しばらくはα7シリーズの台頭が続くと予想している。
キヤノンとニコンについては、それぞれ3機種ランクインしている。キヤノンはミラーレスカメラの「EOS R」が2月以来のランクインを果たしたが、対するニコンの「Nikon Z」シリーズはいまだに中古ランキングに顔を出していない。
新品では「Nikon Z 6」が売れ行き好調であるため、中古ランキングでも登場しそうだが、キャッシュバックキャンペーンの実施中は新品と中古の価格差も小さくなっており、中古の売れ行きには不利な状況となっているという。