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Map Camera、6月の新品・中古デジカメ人気ランキングを公開
ミラーレス機が首位を独占 ライカQ2も上位に
2019年7月18日 10:27
シュッピン株式会社は6月17日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2019年6月1日~6月30日の新品・中古デジタルカメラ売上ランキングを発表した。
新品デジカメ販売月間ランキング
1位:ニコン Z 6
2位:ソニー α7 III
3位:オリンパス Tough TG-5
4位:キヤノン EOS R
5位:キヤノン IXY 200
6位:ソニー α6400
7位:富士フイルム X-T30
8位:ソニー α7R III
9位:リコー GR III
10位:ライカ Q2
ニコンのミラーレスカメラ「Nikon Z 6」が、ソニーの「α7 III」に大きく差をつけて首位を奪取。
同社では、キャッシュバックキャンペーンの実施により、より大きな成果を得たと分析している。一方で、キャンペーンの終わってしまったキヤノン「EOS R」だが、それでも4位と奮闘している。3強メーカー(キヤノン、ニコン、ソニー)の内、特にニコンとソニーは、それぞれ上位機種である「α7R III」が8位、「Nikon Z 7」がランク外ながら11位に付けている。
また、APS-C機の順位争いも激化。ソニー「α6400」が6位、富士フイルム「FUJIFILM X-T30」が7位となっており、どちらにするか迷ったまま来店し、店頭で実機に触れたり、スタッフにアドバイスを求めたりする来店客も多いという。
生産完了品ながらも根強い人気のオリンパス「Tough TG-5」が前回の6位から順位を上げ3位にランクインした。後継機の「Tough TG-6」の発売を7月26日に控え、新製品を待つか、それとも値頃感のある「Tough TG-5」にするか。「Tough TG-5」は在庫限りということもあり、難しいタイミングになっている。
ランキングの常連となっている1万円台のコンパクトデジタルカメラ「IXY 200」が5位、未だ品薄状態が続く「RICOH GR III」が9位にランクインした。
同社が注目株として挙げているのが、10位に入った「ライカQ2」。3月発売開始から全世界的に品薄状態となっていたが、ようやく少しずつ入荷してきているという。なお、ライカ製品がランキングに顔を出すのは、2017年10月の「ライカ M10」以来になる。
6月28日に発売したばかりの「FUJIFILM GFX100」は、ランク外ながら15位に付けている。
中古デジカメ販売月間ランキング
1位:ソニー α7 III
2位:ニコン D850
3位:ソニー α7 II
4位:キヤノン EOS 7D Mark II
5位:キヤノン EOS 6D Mark II
6位:キヤノン EOS 5D Mark III
7位:ニコン D750
8位:ニコン D810
9位:ニコン D500
10位:ソニー α7R II
ソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7 III」が首位を奪取。しかし、中古部門は「α7 III」と「α7 II」(今回3位)が安定して強い状況にある。
1位に僅差で迫ったのはニコンの「D850」。そして、4位以降はずらっと一眼レフカメラがランクインした。これは、一眼レフカメラの良さを実感したもらうため、中古価格の見直しを大々的に行っているためだという。
その結果として、キヤノンとニコンの主要一眼レフカメラがランキングに名を連ねることとなった。それも、ハイエンドクラス以外のフルサイズ機とハイスペックAPS-C機というように、両メーカーとも似たようなラインナップになっている。
今回の中古ランキングは、キヤノン、ニコン、ソニーの3メーカーで占められる結果となった。ランク外も、11位にソニー「α6000」、12位にソニー「α7R III」、13位にキヤノン「EOS 5D Mark IV」と続き、他メーカーが顔を出すのは14位以降だという。