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Map Camera、2018年11月の「新品・中古デジカメ人気ランキング」を発表
新品はミラーレス、中古は一眼レフが人気
2018年12月17日 14:32
シュッピン株式会社は12月14日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2018年11月1日~11月30日の新品・中古デジタルカメラ売上ランキングを発表した。
新品デジカメ販売月間ランキング
1位:キヤノン EOS R
2位:ソニー α7 III
3位:ニコン Z 6
4位:富士フイルム X-T3
5位:ソニー RX100 VI
6位:ソニー α7R III
7位:ニコン Z 7
8位:オリンパス Tough TG-5
9位:ニコン D850
10位:オリンパス OM-D E-M5 Mark II
11月23日に発売したばかりのニコンのミラーレスカメラ「Z 6」および、同クラスの競合機種で根強い人気のあるソニーのミラーレスカメラ「α7 III」を抑え、キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R」(10月25日発売)が先月に引き続き1位を獲得した。
4位には、富士フイルムの「X-T3」がランクイン。同社によると、上位3機種と売り上げ台数的に大きく差がついているものの、外観・サイズを変えずに機能面を着実に進化させている同社の堅実な姿勢を評価し、前モデルからの買い替えが多かったことを要因として挙げている。
また、5位にランクインしたソニーのコンパクトデジタルカメラ「RX100 VI」については、ハイスペックを理由に「もう重いレンズ交換式カメラは必要ない」という人がいるくらい人気があるという。
同じく人気のあるオリンパスのコンパクトデジタルカメラ「Tough TG-5」は、前回のランキング圏外からすぐに復活した。
ニコンの「D850」は、一眼レフカメラで唯一のランクインとなった。 ただし、販売台数的には、中古のほうが新品よりも多く、今後も新品部門でランクインを維持するのは難しそうだと指摘する。
ランキング外に目を向けると、富士フイルムの中判機「GFX 50R」が13位にランクインした。高画素・高画質を求める人にとって、機能面だけでなく、レンズのラインナップも豊富であり、今後10位以内に入ってくる可能性も十分あるという。
中古デジカメ販売月間ランキング
1位:ニコン D750
2位:ニコン D850
3位:ニコン D810
4位:キヤノン EOS 6D
5位:富士フイルム X-T2
6位:ニコン D500
7位:キヤノン EOS 5D Mark III
8位:ソニー α7 II
9位:富士フイルム X100F
10位:キヤノン EOS 5D Mark IV
ニコン製品が1位から3位までを独占した。6位にランクインした「D500」と合わせて計4機種を10位以内にランクインさせている。
新品部門で初登場1位を逃したものの、「Z 7」と「Z 6」の登場は中古部門での商品の動きを活性化させている。
同様に、「EOS R」が好調のキヤノンも3機種がトップ10入りした。
新品部門ではミラーレスカメラが強いが、中古部門では一眼レフカメラが強く、10位以内に7機種もランクインしている。
なお、店頭で一眼レフカメラを購入した人の中には「ニコン・キヤノンのフルサイズミラーレスカメラに手を出すのは、もう少しシステムが充実してから。 それまでの間は一眼レフ機を使い倒す」という声もあったという。
今回、ミラーレスカメラは2機種のみランクインしたが、安定して人気のあるソニーの「α7 II」が富士フイルム「X-T2」(5位)の後塵を拝して8位になるなど、意外な結果も見られたという。