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第66回ニッコールフォトコンテスト長岡賞が決定
東京・大阪で入賞作品展も
2018年11月27日 14:05
11月26日、都内で「第66回ニッコールフォトコンテスト」の授賞式が開催され、最高賞にあたる「長岡賞」に、宮崎豊さんの「ハプニング」が選ばれた。
ニッコールフォトコンテストは、ニッコールクラブが開催するプロ・アマ問わず誰でも参加できるフォトコンテスト。ニッコールクラブに所属している必要はない。
「第1部モノクローム部門」「第2部カラー部門」「第3部ネイチャー部門」「第4部Web応募部門」「第5部TopEye & Kids部門」の5部門があり、それぞれでニッコール大賞1点、推選1点、準推選1点、特選3点、準特選5点、入選15点が選ばれる。
今回で66回目を迎える歴史の長いコンテストだが、ここ数年はWeb応募部門やTopEye & Kids部門(18歳以下が応募可能)の影響もあり、応募者の年齢層が下がってきているという。授賞式および懇親会の場でも、若年層の姿を例年より多く見かけた。応募総数は5万1,928点。
審査員は、ニッコールクラブ顧問の大西みつぐ、小林紀晴、佐藤倫子、ハナブサ・リュウ、三好和義。加えてゲスト審査員として、野町和嘉(公益社団法人 日本写真家協会副会長)、福島晃(デジタルカメラマガジン編集長)、山口規子(写真家)となっている(以上、敬称略)。
長岡賞はニッコールクラブ初代会長の長岡正男氏にちなみ、昭和48年に創設。各部門のニッコール大賞より1名が選ばれる。
第66回長岡賞を見事射止めたのは、第1部モノクロームでニッコール大賞を得た大阪府・宮崎豊さんの作品「ハプニング」だった。宮崎さんには賞金総額100万円に加え、D850およびAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gが贈られた。
宮崎さんは「一生撮れないだろうという一瞬でした。応援してくれている大阪の地元支部の方、そして家族にもお礼を申し上げます」と挨拶した。
授賞式の壇上、大西みつぐさんは「写真を撮ることによって、そしてカメラを構えることから、みなさんが生きる力をすくい取って前に進もうとしている。そういうエネルギーを感じました」と総評した。
第66回ニッコールフォトコンテスト入賞作品展
今回も受賞作品が東京と大阪のギャラリーで展示される。
新宿THE GALLERY 1+2
2018年11月27日(火)〜12月3日(月)(第1部〜第5部)
大阪THE GALLERY
2019年1月18日(金)〜1月23日(水)(第1部・第3部・第5部)
2019年1月24日(木)〜1月30日(水)(第2部・第4部)