フォトコンテスト

第65回ニッコールフォトコンテスト長岡賞が決定

新宿・大阪のTHE GALLERYで入賞作品展も

11月24日、東京・恵比寿で「第65回ニッコールフォトコンテスト」の授賞式が開催され、最高賞である「長岡賞」に成瀬亮さんの「富士変幻」が選ばれた。

ニッコールフォトコンテストは、プロ・アマ問わず誰でも参加できるフォトコンテストとしてニッコールクラブが開催。今年で65回を数える。近年ではWeb応募部門やU-31賞を設けるなどの新しい動きもある。

同コンテストには「第1部 モノクローム部門」「第2部 カラー部門」「第3部 ネイチャー部門」「第4部 Web応募部門」「第5部 TopEye&Kids部門」の5部門があり、それぞれニッコール大賞1点、推選1点、準推選1点、特選3点、準特選5点、入選15点が選ばれた。また、1〜4部には30歳以下を対象とする「U-31賞」も設けた。

その中から最優秀作品1点に贈られる「長岡賞」は、ニッコールクラブ創始者である長岡正男氏(当時の日本光学工業株式会社の取締役社長)の名前を冠した最高賞。今回は第3部 ネイチャー部門でニッコール大賞に選ばれた成瀬亮さんの「富士変幻」が選ばれ、副賞にはニコンD850とAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gが贈られた。

ニッコールクラブ会長の五代厚司氏から賞を受ける成瀬亮さん(右)

成瀬さんは4年前に初めて一眼レフカメラを手にし、精力的に富士山を撮り続けた。その中から思い入れのある作品を選んで応募したのだという。受賞について「D810を使っていて、賞金でD850を買おうと思っていたから(副賞でD850がもらえて)嬉しい」「これに満足せず、引き続き富士山を追いかけていきたい」とコメントした。

ニッコールクラブ顧問のハナブサ・リュウ氏は、「コンテストは時代をうつす鏡。最終的にはプリントで審査したが、Web応募の作品は色の使い方が独特で映える。また、かつては銀塩モノクロ部門というとベテランの男性ばかりだったところ、いまや女性ばかりになってきた。カメラとレンズの進化もあり、その繊細な表現力が反映されていると思う」と総評した。

第65回ニッコールフォトコンテスト入賞作品写真展

ニコンプラザ新宿 THE GALLERY 1+2で2017年12月19日〜12月29日に開催。

ニコンプラザ大阪 THE GALLERYでは、2018年1月18日〜1月24日(第1部・第3部・第5部)、2018年1月25日〜1月31日(第2部・第4部)に展示する。ともに日曜日休館。