フォトコンテスト

第64回ニッコールフォトコンテスト長岡賞が決定

5万点を超える応募作の頂点とは

第64回ニッコールフォトコンテスト長岡賞に輝いた『別れの日』(有田勉さん)

11月21日、「第64回ニッコールフォトコンテスト」の表彰式が開催され、最高賞「長岡賞」に有田勉さんの『別れの日』が決定した。

ニッコールフォトコンテストは、プロ・アマチュアを問わず参加可能な日本有数の規模を誇るフォトコンテスト。今回は3月10日から7月12日の応募期間に、5万1,250点の作品が集まった。そのうち約半数がWebからの応募。

応募部門は、「第1部 モノクローム」、「第2部 カラ―」、「第3部 ネイチャー」、「第4部 U-31」。

審査員は、大西みつぐさん、織作峰子さん、小林紀晴さん、ハナブサ・リュウさん、三好和義さん。加えてゲスト審査員として、第1部〜第3部を山口勝廣さんおよび前田利昭さん、第4部を中井精也さんが勤めた。

各部門の上に立つ最高賞「長岡賞」には、岩手県在住の有田勉さん『別れの日』(第2部に応募)が選ばれた。競売が終わり、畜産農家と競走馬が別れる場面を収めた作品。賞品はD500・16-80mmレンズキット、賞金は50万円。

受賞の喜びを語る有田勉さん(右)。

授賞式で講評を述べた小林紀晴さんは、「写真とは時代の空気をタイムラグなく、その場で作ることができるメディア。それを外に宣言することが大事と考えています。入賞した各作品からは、そうした意志の広がりを強く感じました」とまとめた。