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かすみ除去やハイライト/シャドー調整を新搭載した「SILKYPIX Developer Studio Pro9」

カメラ内補正と同等の歪曲補正も

株式会社市川ソフトラボラトリーは9月19日、RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio Pro9」のダウンロード版を発売した。新規ライセンス価格は税込2万8,080円(2018年12月25日まではキャンペーン価格で税込1万9,800円)。パッケージ版の発売時期は未定。Windows 7/8.1/10、macOS 10.9〜10.13に対応。

2004年に初代が登場した汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX」の最新版。従来バージョンの「SILKYPIX Developer Studio Pro8」は2017年2月にダウンロード版が発売された。

今回のPro9では、ユーザーから要望が多かったという「かすみ除去機能」、「ハイライト/シャドー個別の明るさ調整」、レンズ収差補正に対応した「レンズプロファイル機能」を新搭載したほか、「部分補正ツール機能」、「暗部ノイズ除去強度」の機能拡張、UIの改善を盛り込んだ。

レンズ収差補正機能は、RAWデータの情報をもとに選ばれたプロファイルを自動適用して歪曲補正を行うほか、同時記録JPEGの付随情報や画像データを用いて歪曲を補正する機能も備えた。これにより、カメラ内処理と同等の歪曲補正がRAWデータに適用できるとしている。

従来バージョンのライセンスを持っている場合、SILKYPIX Developer Studioシリーズからは税込1万6,848円(1万4,800円。2018年11月18日までに早割購入の場合。以下同)、同Proシリーズからは税込1万1,232円(同9,880円)でアップグレード可能。デジタルカメラや交換レンズに付属しているSILKIPIXシリーズからアップグレードする場合は税込2万2,464円(同1万9,800円)。

なお、7月2日〜9月2日にかけて無償公開されたSILKYPIX Developer Studio 6のフル機能ライセンスは「スペシャルライセンス」という特別扱いのため、Pro9優待アップグレードの対象外となっている。

本誌:鈴木誠