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キヤノン、高級デザインと写真画質を意識した新シリーズ「PIXUS XK70」

6つの他社製用紙に対応 新6色インクも採用のA4複合機

PIXUS XK70

キヤノン株式会社は、インクジェット複合機「PIXUS」の新シリーズとなる「XK」の2モデルを9月22日に発売する。

XKシリーズは、写真高画質と低ランニングコストの両立をコンセプトとした新シリーズ。目安として、大容量インクを利用してL判フチなし印刷を行った場合のコストは、税別約12.5/枚。

新開発のプレミアム6色ハイブリッドインクにより、光沢紙における発色性を向上させたほか、新色の「フォトブルー」により、明度の高い青~白色領域の粒状感を低減させているのが特徴。新プリントシステムの採用で、全階調での画像安定性も向上しているという。

さらには、独自の風合いを持つ他社製用紙にも対応。推奨用紙として「阿波紙 雲流 薄口 白」「イルフォード ギャラリー プレステージ スムースパール 310」「GEKKO ブルー・ラベル」「GEKKO パープル・ラベル」「ピクトリコプロ フォトキャンバスペーパー」「ピクトリコプロ セミグロスペーパー」を挙げている。

印刷毎や新品インクの装着といった利用状況、登録した誕生日やキャンペーンなどに応じて「枚ル」(1枚ル=0.5円分のショップポイント/0.4円分のJCBギフトカードに交換)が貯まる新サービス「PIXUSプリント枚ル」にも対応している。

フォトブックサービス「PhotoJewel S」アプリで選んだ写真の印刷やデジタルカメラから「Camera Connect」を通じて取得した画像データの印刷に対応した印刷アプリ「Canon PRINT Inkjet」のほか、写真にiPhoneをかざすと埋め込まれたメッセージが見えるiPhone専用アプリ「Message in Print」に対応する。

なお、「Canon PRINT Inkjet」アプリはBluetoothに対応。プリンタの登録をしなくても、プリント&スキャン(Androidのみ)できるほか、本体エラーの表示やリモートUIを利用したコピーのパスワード入力のスキップが行える。

PIXUS XK70

5型のタッチパネル式モニターを搭載。グレーメタリックをテーマカラーとし、ポイントとなる部分にカッパー色を採用した上位モデル。カラーリングにガラスフレークを加えることで、繊細な輝きをもった質感を実現しているという。直販価格は税別4万4,880円。

普通紙(A4、A5、B5、レター)、はがき(郵便はがき)の自動両面プリントが可能。最高解像度は4,800×1,200dpi。

給紙方式は、後トレイ/カセット。普通紙の給紙可能枚数(最大)は後トレイ100枚/カセット100枚。

PCとの接続として、無線LAN(Wi-Fi) IEEE802.11n/g/b/a、有線LAN 100BASE-TX/10BASE-T、Hi-Speed USB(USB 2.0)に対応(無線LANと有線LANは同時使用不可)。

外形寸法は約372×324×140mm。重量は約6.7kg。

PIXUS XK50

PIXUS XK50

グレーメタリックをテーマカラーとし、ポイントとなる部分にカッパー色を採用したスタンダードモデル。液晶モニターは4.3型TFTタッチパネル。直販価格は税別3万9,880円。

普通紙(A4、A5、B5、レター)、はがき(郵便はがき)の自動両面プリントが可能。最高解像度は4,800×1,200dpi。

給紙方式は、後トレイ/カセット。普通紙の給紙可能枚数(最大)は後トレイ100枚/カセット100枚。

PCとの接続として、無線LAN(Wi-Fi) IEEE802.11n/g/b、Hi-Speed USB(USB 2.0)に対応。

外形寸法は約372×324×139mm。重量は約6.5kg。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。