ソニー、「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA」を国内発表

ソニーは7月22日、Eマウントレンズ「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA」（SEL50F14Z）を7月29日に発売すると発表した。希望小売価格は税別19万円。

7月11日に海外で発表していたレンズ。国内での発売日と価格が決まった。35mmフルサイズセンサーに対応する大口径標準レンズで、カールツァイス銘を冠する。

50mmの同社製フルサイズ対応Eマウントレンズとしては、「FE 50mm F1.8」（税込実売3万1,880円前後）があるのみで、F1.4の大口径タイプは今回が初めてとなる。また、焦点距離が近いレンズとしては「Sonnar T＊ FE 55mm F1.8 ZA」（同9万6,400円前後）もラインナップされている。

レンズ構成は非球面レンズ2枚（AA=advanced asphericalレンズ1枚を含む）を使った9群12枚で、ダブルガウスにインナーフォーカスのための後群を融合させたものという。これにより、球面収差、像面湾曲、歪曲収差を低減。「Planarの名にふさわしい像面平坦性を実現した」としている。絞り開放で発生しやすい画面周辺のコマ収差も抑え、高い点像再現性も謳う。

またEDガラス1枚を使用し、色収差を補正した。加えてZEISS T*コーティングを施し、フレアやゴーストも抑えたとする。

フォーカス駆動には超音波モーター「リングドライブSSM」を採用。重いフォーカスレンズを高速・高精度に動かすことで、高画素時代に求められる精密なピント合わせを実現したとしている。

防塵防滴に配慮した設計とした。本体には絞りリングとクリックON/OFF切り替えスイッチ、フォーカスモードスイッチを備える。

最短撮影距離は0.45m。最大撮影倍率は0.15倍。絞り羽根は11枚（円形）。フィルター径は72mm。最大径×全長は83.5×108mm。重量は778g。