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ソニーα、誕生から10年を迎える
初号機α100の発表から コニカミノルタのカメラ事業を継承
2016年6月7日 20:47
6月6日、ソニーのデジタル一眼レフカメラ初号機「α100」の発表から10年を迎えた。
ソニーのレンズ交換式カメラ事業は、もともとコニカミノルタのカメラ事業買収に端を発する。コニカミノルタは、2006年の3月いっぱいでカメラ事業から撤退。一部をソニーに譲渡した。それを受けソニーは同年6月6日、同社初のデジタル一眼レフカメラα100を発表。7月21日に発売した。
α100はミノルタ時代からのαマウントを継承しているのが特徴で、このマウントは現在もソニーのαAマウントとして健在なのはご存じの通りだ。
α100は、APS-Cサイズの有効1,020万画素CCDセンサーを搭載しており、コニカミノルタα Sweet Digitalの特徴だった撮像素子シフト式手ブレ補正機構を継承したのも大きなセールスポイントだった。事業譲渡後最初のモデルとあって、外観がα Sweet Digitalに似ていたことも話題になった。特徴的なマウント周りのシナバーカラーもα100から。
ソニーではその後Aマウントのカメラとして、2007年にハイアマチュア向けのα700、2008年にライブビュー専用センサーを搭載したα350、同社初の35mmフルサイズセンサー搭載モデルα900、トランスルーセントミラー・テクノロジーを採用したα55、2012年に現行Aマウントのフラッグシップモデルとなっているフルサイズ機α99などを発売してきた。
国内で発売されたAマウントの最新モデルは、2014年6月リリースのAPS-C機α77 IIとなっている。
なお、デジカメ Watchは今年、12年を迎えた。デジカメ Watchが属するImpress Watchは今年で20周年。