オリンパスPROレンズ 写真家インタビュー

【特別編】旅の光景をミラーレス動画で表現…斎藤巧一郎さん

M.ZUIKO PROレンズ in モンゴル

撮影:斎藤巧一郎
OLYMPUS E-M1 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO / 7mm(14mm相当) / 絞り優先AE(F5.6・1/1,250秒・-0.3EV) / ISO 200

オリンパスのM.ZUIKO PROレンズを使う写真家に話を聞く連載「オリンパスPROレンズ 写真家インタビュー」。

今回は特別編として、写真家の斎藤巧一郎さんがモンゴルを旅した際に、OM-D E-M1 Mark IIで記録した動画を公開。この旅は、デジタルカメラマガジン2018年9月号(8月20日発売)、10月号(9月20日発売)での企画として実施されました。写真家・清水哲朗さんと斎藤巧一郎さんが、現地の幻の魚イトウを釣りに行くという内容です。

ここでは、斎藤さんが撮影した動画と、ミラーレスカメラで撮る動画について斎藤さんに聞いて見ました。

写真家清水哲朗氏のモンゴル日誌(撮影:斎藤巧一郎)

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斎藤巧一郎
1968年鹿児島県生まれ。日大芸術学部写真学科卒。企業広告等の広告写真撮影から写真講座講師などを務めている。特に各地の文化、食に興味を持ちカメラと共に旅に出ながら撮影している。


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現在のお仕事を教えてください。

広告物の撮影、カメラメーカーのイベント、写真教室講師、写真雑誌への寄稿、作品展示についてのディレクターなどをしています。

動画の仕事は、広告物のWeb用などで依頼をいただいています。写真だけでは伝えきれない動きや、音などを捉えることができることから、静止画と合わせて動画を撮る場合もあります。

写真を撮り始めたきっかけは?

小学生の頃、父に借りたカメラで友人や行った先々のことを残せる事が面白く、中学生になると現像を教えてもらい、科学的な興味もあって写真が好きになりました。

影響を受けた写真家・写真集は?

アンセル・アダムスです。高校生の頃には現像を習い、美しいプリントを作りたいと努力していたところ、アンセルアダムスの写真が美しいプリントの手本と思い、作品をよく見ていました。

撮影:斎藤巧一郎
OLYMPUS E-M1 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO / 25mm(50mm相当) / 絞り優先AE(F1.2・1/200秒・±0.0EV) / ISO 800

今回、清水哲朗さんとモンゴルを旅しました。その目的は?

清水さんの作品に興味があり、一緒に旅をし彼が20年通う地の魅力や、彼の作品づくりを見てみたいし、作家開高健氏のモンゴルでのイトウ釣りの著述を読んだことがあり、その地を訪れてみたかったのです。まさにそのイトウ釣りもしてみないか、と誘われたこともあり、ぜひに、とお願いしました。

撮影:斎藤巧一郎
OLYMPUS E-M1 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO / 25mm(50mm相当) / 絞り優先AE(F1.2・1/8,000秒・±0.0EV) / ISO 80

今回の旅を動画で記録されていますが、使用機材は?

OLYMPUS E-M1 Mark II、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROです。

どのシーンもカメラを手持ちで撮影していて、三脚などの補助する道具は使っていません。手ぶれ補正機構が優秀で、動画に不快な揺れが現れにくかったのは助かりました。

魚眼レンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROですが、静止画では対角魚眼の歪みが特徴的です。しかし、16:9で記録される動画では画面の上下がトリミングされるため、歪みがそれほど目立たなくなります。超広角レンズの感覚で撮れる、意外にも動画向きのレンズだと感じました。

モンゴル 遊牧民の家畜たち(撮影:斎藤巧一郎)

斎藤さんにとって動画と静止画の違いは?

写真だけでは伝えられない動き、今回も湯気や風になびく様子などを伝えることができています。現地の音が伝わるのもありがたいことです。

動画と静止画で共通することはありますか?

ドラマチックに逆光を使ったり、自然に見せようとコントラストの低い場所を探したりと、光の捉え方に対する意識は同じです。1シーンごとの構図に強く意識を置いているためか、、私の撮る動画は、写真のような動画だとも言われます。

かわいいけど力持ちプルゴン(撮影:斎藤巧一郎)

ミラーレスカメラで動画を撮ることについて。

動画用のビデオカメラよりも簡単にボケを得ることができて、画像のクオリティも高い。動画も写真も1台で済むことは、自分のような職業だと利点です。軽量で使いやすく、気軽に動画撮影に取り組めます。

今後のテーマやめざすことは?

食をテーマに写真作品を撮ってますが、動画も合わせて取り組むつもりです。動きや音を動画でフォローする作品づくりを考えていきたいです。

モンゴル 遊牧民の食卓(撮影:斎藤巧一郎)

旅の模様はデジタルカメラマガジンで!

斎藤さんと清水さんのモンゴル2人道中の様子は、デジタルカメラマガジン2018年9月号の連載「PRO's SIGHT—PROが見た風景—」の中で詳しく語られています。ぜひご覧ください。

制作協力:オリンパス株式会社

デジカメ Watch編集部