山岸伸の「写真のキモチ」
第92回:写真展「KAO 日本の顔scene1141-1225」
「記憶と記録」が続くことを励みに
2025年8月31日 12:00
7月14日から26日、昨年に引き続きオカムラガーデンコートショールームにて開催された山岸伸写真展「KAO 日本の顔scene1141-1225」。今回は13日間の写真展を振り返っていただきました。(聞き手・文:近井沙妃)
会場設営
まずは出演者・関係者の皆さま、ご来場いただいた皆さま、額装・施工担当の株式会社フレームマンさま、プリント担当の写真弘社さま、会場を提供いただいている株式会社オカムラさまに深く感謝申し上げます。
タイトルを「瞬間の顔」としていた頃から何年も続けているライフワークなので大体の雰囲気は掴めるが、今回は点数を多めに85点。会場をフルに使いどう展示するかがテーマの1つでもあった。フレームマンの奈須田社長が作ってきてくれたレイアウトを少し私が手直しさせていただき全方位から作品を見れるように約5時間かけて会場作り。
何度も言うがオカムラのショールームは写真ギャラリーではない。そのため空の状態にすると写真を見せるような設備が整っているわけではなく、広いスペースにスポットライトが多くある状態だ。
通常の写真展会場は祝花などが禁止になっている場所が多いがオカムラのショールームは花があっても大丈夫。今回もまた友人であり草月流師範の鈴木さんが毎日花の手入れに来てくれて、会場をいつも清潔に保ちお客様を迎えてくれた。
いつもと同様、枯れゆく花たちを撮らせてもらったが今回は忙しくなかなかゆっくり撮ることができずほんの少しになってしまった。
写真展初日
初日、オープニングの朝から多くの知人が来てくれてとてもいいスタートだった。
初日終了後の夕方はささやかなオープニングパーティー。今回出演してくださった方やご紹介いただいた方たちを中心にということで写真業界の方々にはほぼ案内をお送りしていない。DMも1500枚ほど印刷したが基本的には発送せずに各メーカーのギャラリーに置いたり手渡しで配っていった。不安もあったがSNS等の告知もあり意外と皆さんに伝わったような気がする。JPSやAPAのニュースには取り上げていただき個人的には十分だと思うが、欲を言えばキリが無い。今後行う写真展でもなるべく郵送は少なくし、SNSやweb媒体での宣伝を強化していこうと考えている。
オープニングパーティーには多くの出演者や関係者の方にご参加いただいたため掲載は一部にするが非常に楽しく和気藹々としていた。「瞬間の顔Vol.12」に出演いただいてからたくさんの方を紹介してくださった第二十四代 東京駅長の江藤様にご挨拶をいただき、司会はいつもお世話になっているラジオパーソナリティーの小林奈々絵さん。今回の出演者である井上あずみさん、そしてお嬢さんの今尾侑夕さんが歌を披露してくださりとてもいい雰囲気だった。元アサヒカメラ編集長の佐々木さんも駆けつけてくれた。
片山右京さんや清宮海斗さんをはじめ、たくさんの出演者の方が来てくれた。オープニングパーティーの開催方法もまたひとつ来年のテーマになる。もう少し混まずにもっと私も皆さんとお話が出来るようなオープニングパーティーにしたいと思う。
メディアの力
初日に取材を受け、翌日の「大下容子ワイド!スクランブル」や産経新聞で取り上げていただいた。今回の出演者、テレビ朝日 エグゼクティブアナウンサーの大下容子さんは私が2000年10月~2002年3月に「ワイド!スクランブル」に少し出演していたことがありその時の流れで出演をお願いすると快く私のスタジオに来て撮影させてくださり本当に感謝。その上、大下さんがわざわざ会場に出向いて取材し番組内で紹介してくれた。番組で流れると同時にニューオータニに宿泊されているお客様が来たり、「テレビ見たよ」と言ってくれる方がいて、すごい、テレビってまだまだ力があるね。大下さんありがとう。
産経新聞の紙面。ネット、SNSは拡散力があるが紙で見た方たちはどことなく写真をしっかりと見てくれる気がする。
会場での撮影イベント
毎年オカムラの社員さんを対象に応募形式での撮影日を設けたり、ギャラリートークに参加したお客様の中で希望者をその場で撮影しデータをプレゼントしている撮影イベント。今回もケンコープロフェショナルイメージングからGODOXのQT400-3Mとランタンソフトボックスをお借りして撮影。たくさんの方を素早く撮るにはこのライトが非常に使いやすくお正月のヨドバシカメラを含め同じように使用させていただき感謝。何かケンコーさんのためにお返しをしなければいけないよね。
見ていただける幸せ
13日間の写真展、多くの来場があった。写真を見ていただけることは私たちにとってとても幸せなこと。その場所を提供いただいているオカムラには本当に感謝。
中村社長から「普段ショールームとして使用している会場で山岸さんに写真展をしていただくのは3年目だが、社員たちからも自分たちのデザインしたものや絵を飾りたいという声が増えてきて、とてもいいことだと思う」と言っていただいた。刺激になることができてとてもよかった、そう感じる。
こうしてまた写真展が無事に終わった。あっという間に撤去作業。原状復帰でお返ししなければいけない。本当にフレームマンには大変な仕事をお願いしていると思う。
そして来年の写真展ため、すでに撮影がスタートした。私の「記憶と記録」が続くことを励みにシャッターを押し続けていきたいと思う。