岡嶋和幸の「あとで買う」

1,661点目:ライカと銘玉レンズによるフォトエッセイ集

南雲暁彦『ライカで紡ぐ十七の物語』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

南雲暁彦『ライカで紡ぐ十七の物語』

本日はライカと銘玉レンズによるフォトエッセイ集です。1950年代のオールドレンズから最新型のレンズまで紹介されています。それらのレンズの個性を引き出すべく、撮影のシチュエーションや被写体選び、時間、天候など著者のこだわりが綴られています。

全17章の各章で1本のライカマウントレンズが登場します。その17本の中で、私が所有したことがあるのは第3章の「Minolta M-ROKKOR 40mm F2」と第5章の「Leitz Wetzlar SUMMICRON 35mm F2」の2本だけでした。まだまだ修行が足りません。

文章とともに掲載された作品も見応えがあり、ライカ好きに限らず多くの写真愛好家が楽しめる内容になっています。

販売価格は2,750円で、Kindle版もあります。日本カメラ博物館が監修なんですね。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。