岡嶋和幸の「あとで買う」
1,645点目:高倍率ズームはシグマとタムロンのどっち?
タムロン「25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2」
2025年11月21日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
タムロン「25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2」
タムロンの新しい焦点域の高倍率ズームレンズ「25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2」(Model A075)が昨日発売になりました。まずはソニーEマウント用からで、販売価格は12万8,700円前後です。
28mmではなく25mmスタートで開放F2.8、最短撮影距離は広角端で26cm、望遠端で80cmというスペック。広角端での最大撮影倍率は1:1.9とハーフマクロ撮影も可能です。
悩ましい存在なのが、9月にすでに発売になっているシグマの「Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG|Contemporary」でしょう。開放F3.5ですが20mmスタートの10倍ズームです。
最短撮影距離は広角端で25cm、望遠端で62cm、最大撮影倍率は28-85mm時で1:2とこちらもハーフマクロ撮影が可能です。販売価格はソニーEマウント用が14万3,000円前後と、タムロンより1万4,300円ほど高めの設定。Lマウント用もラインアップされています。
スペック的には広角端は25mmより20mmのほうが魅力的ですが(広角側の5mmの差は大きいので、これが決め手となりそう)、開放F値は広角端はF3.5よりF2.8、望遠端はF6.3よりF5.6のほうが良さげな感じがします(ちょっと明るいだけでは決め手に欠ける?)。
「レンズは見た目が一番大事」派の私としましてはタムロンのほうが好みです。描写力の違いについては、各種メディアのレビュー記事などを参考にするしかありませんね。

