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タムロンの高倍率ズームレンズ「25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2」が正式発表

サイズ・重量を抑えたまま広角側を拡大

株式会社タムロンは、新しい焦点域の高倍率ズームレンズ「25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2(Model A075)」を11月20日(木)に発売する。価格は14万8,500円。ソニーEマウント用をリリースする。

9月に同社が開発中であると発表していた製品で、発売日が正式に決まった。35mmフルサイズセンサーのイメージサークルに対応する。

焦点距離28mmからではなく、25mmからスタートするという珍しい焦点域の高倍率ズームレンズ。「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(Model A071)」の後継モデルであり、創業75周年を記念した製品でもあるという。

広角側の焦点域を拡大しつつ、全長121.5mmとサイズ感は従来の高倍率ズームレンズを継承。重量も575gと軽量に抑えられている。フィルター径はφ67mm。

AF駆動のために、リニアモーターフォーカス機構のVXDを搭載。タムロン史上最高レベルの高速・高精度を実現したとし、動体の追従性も向上しているという。

最短撮影距離は、広角端で0.16m、望遠端で0.8m。広角端での最大撮影倍率は1:19となり、ハーフマクロ撮影も可能と説明する。

レンズ構成は14群18枚。ゴーストやフレアを効果的に抑えるというレンズコーティングに「BBAR-G2」(Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)を採用するなど、描写性能にもこだわった。

PCやスマートフォンからの機能割り当てや操作が行える「TAMRON Lens Utility」にも対応している。PCからはファームウェアの更新も可能。

  • 対応マウント:ソニー Eマウント用
  • 焦点距離:25-200mm
  • 明るさ:F2.8-5.6
  • レンズ構成:14群18枚
  • 最短撮影距離:0.16m(広角端)、 0.8m(望遠端)
  • 最大撮影倍率:1:1.9(広角端)、1:3.9(望遠端)
  • 絞り羽根:9枚 (円形絞り)
  • 最小絞り:F16-32
  • フィルター径:φ67mm
  • 外形寸法:φ76.2×121.5mm
  • 質量:575g
本誌:折本幸治