岡嶋和幸の「あとで買う」

1,635点目:プリントがメインならどのEIZOにする?

EIZO「ColorEdge CS2731-Z」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

EIZO「ColorEdge CS2731-Z」

「プリントするならどの液晶モニターにする?」ということで、1,623点目で「BenQ」(ベンキュー)のカラーマネジメントモニター「SW242Q」や「SW272Q」を取り上げました。

でも「EIZO」(エイゾー)派という読者もいるでしょう(実は私も)。

ということで、SW272Qの11万8,800円前後より1万円ほど高くなりますが、本日は27インチの「ColorEdge CS2731-Z」をご紹介。705点目の「ColorEdge CS2731」の最新モデルです。Apple製品の基準となる色空間のDisplay P3のほか、DCI-P3やBT.709など映像制作用のカラーモードを標準搭載しています。

主な用途がプリントなのであればColorEdge CS2731で十分なのでは? と思ってしまうのですが、販売価格は705点目の掲載時よりも上がっていて、どちらも12万9,000円前後なのです。それならば新しいほうを選びますよね? 27インチでプリント用途なら、EIZOのラインアップではこのスタンダードモデルが良さそうです。

デュアルモニター環境にするなら「ColorEdge CS2400S」を2台購入というのもアリなのですが、現在の販売価格は84,100円前後と、1,302点目で紹介したときより少しお高くなっています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。