イベントレポート
X'mas直前の渋谷で「Hello GFX 2025 ETERNA」が開催
ラージフォーマットカメラの体感イベント 限定モデルの展示も
2025年12月22日 18:51
富士フイルムはカメラの体験イベント「Hello GFX 2025 ETERNA」を12月20日(土)~12月23日(火)にかけて都内で開催している。
同社のラージフォーマットカメラ「GFX」シリーズにフォーカスした展示会で、今回は10月に発売された同社初のシネマカメラ「GFX ETERNA 55」も用意されている。ラージフォーマットにおける静止画から動画までをトータルで体験できるというコンセプトのイベントになっていた。
最近はライブ映像などをシネマティックに撮影する需要もあり、そうした撮影への引き合いもあるとのことで、スタッフもラージフォーマットを生かした画づくりができるのではないかと話していた。
また「GFX100RF」も試すことができた。今年登場したシリーズ初のレンズ一体型ということで来場者の関心も高く、手に取る人が目立っていた。
最新モデルとしては「GFX100RF FRAGMENT EDITION」の実機展示があった。「GFX100RF」をベースに、藤原ヒロシ氏が主宰するデザインプロジェクト「fragment design」とコラボしたモデルとなる。
台数限定(数は非公開)の抽選販売で、現在予約を受付中だ。スタッフによると、想定を上まわる予約があり抽選はかなりの倍率になりそうだとのこと。こうした限定モデルはこれまであまり展示されることがなかったそうで、今回は実機に触れる貴重な機会となっていた。
初お披露目となる参考出品のカメラケースがあった。ストラップをしたままでも取り付け可能で、カメラを保護できるという。来場者の意見を聞くために用意したもので、製品化は未定となっている。
会場では各日ともトークショーやワークショップ、実機が使えるフォトウォークが開催された。フォトウォークでは今回初めて開発担当者が同行し、直接話ができるという試みがあった。これらの体験イベントはすべて満席という盛況ぶりだった。
協賛企業のブースも登場
会場には協賛企業のブースが並び、撮影関連の用品を取りそろえていた。
焦点工房はニコンZのボディでGFXのレンズがAFで使えるマウントアダプター「SHOTEN GX.T.Z」を展示。GFXユーザーがサブ機でフルサイズ機を使いたいといったケースを想定しているという。2026年1月~2月に発売する。
SAEDAは12月に発売したばかりのPhottix製クリップオンストロボ「mini A」を展示。ガイドナンバー8の小型ストロボながら円形ヘッドと真上までのバウンス機能が特徴。マニュアル調光でカメラの機種を問わず使える。
アイ・ディー・エクスはモバイルバッテリー「GUARDIAN mini」を展示していた。2026年初めに発売する。同社初となるモバイルバッテリーで、安全性が高いという半固体セルを採用している。140WのPD出力/入力にも対応する。カメラに取り付け可能なアタッチメント(発売未定)も参考展示されていた。
三友はライツのシネマレンズ「HEKTOR」を展示。ライツで初めてとなるミラーレスカメラ対応レンズ。オールドレンズの描写の雰囲気を現代の技術で再現したという。GFX対応マウントは未発売で、参考展示。
システムファイブはHarloweのLED照明を展示していた。レトロな外観が特徴で、小型モデルやバータイプもラインナップしている。いずれも発売中。
ワイドトレードはLeofoto三脚のほか、今年から取り扱いを始めたSummit Creativeのカメラバッグなどを展示。ブースにはLeofotoの動画用雲台も用意されていた。
レイクプラッツはH&YブランドのフィルターやSMDVのソフトボックスなどを展示。小型のソフトボックスは狭い場所でのコスプレ撮影などにも向くとのこと。




























