岡嶋和幸の「あとで買う」

1,629点目:撮影やプリントのときに役立つ?アイテム

Pixiss「アーティストのための描画ツール」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Pixiss「アーティストのための描画ツール」

1,612点目で紹介した作画補助アイテムですが、SNSなどで予想以上に反応が良かったので、本日は少し違った別のユニークな製品です。

写真用ではなく描画用とのことですが、撮影やプリントのときなどに使えそうな感じです。これをどのように活用するかは人それぞれだと思いますが、例えばグレースケールはインクジェットプリンターでのモノクロプリントの色転びの判断に役立ちそう? ネックストラップはメジャーテープになっていて、センチとインチの両対応というのがうれしいです。

印画紙、マットやフレームなど写真関連のアイテムはインチ表記のものも少なくないので、展示作品の制作のときなどにあると便利かも。講師を担当しているプリントワークショップのときにも何かと重宝するでしょう。

デジタルカメラのファインダーや背面モニターのグリッド表示は三分割に設定しているので、ビューキャッチャーと呼ばれるシートも同じだとうれしかったです。

販売価格は7,441円前後とけっしてお手ごろとは言えませんが、何か物欲をそそられるアイテムです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。