岡嶋和幸の「あとで買う」
941点目:良い写真とは何かを考えるきっかけになる本
幡野広志『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』
2023年11月27日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
幡野広志『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』
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「上手い写真」と「良い写真」は違うなどと言われたりしますが、私もそう思います。どちらが良いのか、目指すのかの判断は人それぞれですし、それを決めるのは撮影者ではなく鑑賞者だったりします。そのあたりが写真の難しいところでもあり、面白いところでもあると考えます。
本書は良い写真について考えるきっかけ、自分なりの答えを見つけるヒントになる1冊です。第2章の「写真を撮る理由」、第3章の「写真の勉強」、第5章の「写真の誤解」は特に興味深い内容となっています。
ヘタだけれど良い写真があること、良い写真とは何かを知り、良い写真を撮るためのいろいろな提案などが盛り込まれています。
販売価格は1,650円で、Kindle版もあります。