岡嶋和幸の「あとで買う」

852点目:正確なWBを手軽に取得できるフィルター

Expoimaging「ExpoDisc V3プロフェッショナル ホワイトバランスフィルター」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Expoimaging「ExpoDisc V3プロフェッショナル ホワイトバランスフィルター」

146点目で紹介した「ExpoDisc」の最新バージョンが登場です。

レンズの前に装着してホワイトバランスを取得するツールで、バヨネットマウントステップリングの採用で従来品より薄くなっています。

ホワイトバランスは最終的にはRAW現像時に判断しますが、撮影時のカメラ設定をその際の参考にしています。記憶色や期待色に仕上げても良いのですが、撮影時に自分の目で見て感じた光の色をメモ代わりに埋め込んでおくイメージです。

最近のデジタルカメラはAWBが優秀なのでそれを基準にすることがほとんどですが、撮影時にいろいろ設定を変えて参考値を増やすこともあります。状況に応じてグレーカードを入れて撮ることもありますが、この「ExpoDisc」はとても便利なアイテムです。

サイズは77mmと82mmが選べます。販売価格は8,700円前後で、持ち運びに便利な収納ポーチとネックストラップがセットになっています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。