岡嶋和幸の「あとで買う」

735点目:ブローニーフィルム対応のデジタイズアイテム

ロモグラフィー「DigitaLIZA Max」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ロモグラフィー「DigitaLIZA Max」

Amazonで購入

デジタルカメラやスマートフォンでフィルムをデジタルデータ化するためのアイテムはこれまでもいくつか紹介しましたが、今回はブローニーフィルムにも対応するロモグラフィーの製品です。販売価格は1万円前後で、バックライトの電源は単三形乾電池2本、またはマイクロUSBでの給電となります。スマートフォン用のホルダーを省略した「DigitaLIZA+」という製品もラインアップされています。

SNSなど気軽にネットで公開するときはスマートフォン、プリントするなどしっかりデジタル化したいときはデジタルカメラで撮影するでしょう。ロモグラフィーにはほかにも「Smartphone Scanner」という製品がありますが、35mmフィルムのみ対応で、スマートフォンで撮影するタイプ。私はブローニーフィルムがほとんどなので「DigitaLIZA Max」は魅力的です。ただ対応フォーマットは6×7までで、6×9以上は幅が足りず、分割して撮影し、あとから繋ぎ合わせる必要があります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。