岡嶋和幸の「あとで買う」

633点目:暗室で使用している水道の水質をチェック

ウォーターエンジニアリング「TDSめーたー」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ウォーターエンジニアリング「TDSめーたー」

フィルム現像やプリントなど暗室作業では浄水器を使用していますが、本格的な環境でやられている人に比べるとまだまだ緩いと思います。みなさん水にはすごく気を遣われているようですが、普通の水道水にはどれくらい不純物が含まれているのか気になります。

海外ではもちろん、国内でも水道水をそのまま飲むことはなくなりました。口にするのは浄水器でろ過した水、またはペットボトルで購入したミネラルウォーターになります。美味しいかどうかは別にして、家庭用の浄水器の効果がどれくらいなのかも知りたいです。

水質をどのように測定するのかを調べてみると、ペット用品に手軽なものがありました。熱帯魚などを飼育されている方には一般的なアイテムなのかもしれませんが、水の中の不純物の量を数値化する「TDSメーター」と呼ばれる機器です。Amazonで検索するとたくさんヒットします。

「Amazonおすすめ」のこの製品の販売価格は2,300円前後。不純物濃度(ppm)のほか、水温も測定できます。本来ならもっと高性能の機器で計測するのでしょうが、まずはこの製品であちこちの水質検査を始めてみたいと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。