岡嶋和幸の「あとで買う」

342点目:バッグに入れて持ち歩きたいミニマル文具セット

プラス「チームデミ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

プラス「チームデミ」

テープのベタベタが付きにくいハサミを333点目で取り上げましたが、それらは基本的に自宅や仕事場で使っています。スタジオや屋外での大がかりな撮影、写真展の設営のときは工具箱を持参するのですが、その中にも入っています。

スナップなど軽装で撮影に出かけるときにハサミなどは必要ありませんが、万が一のときに備えて持ち歩くと便利なのがこの文具セットです。販売価格は6,000円前後とそれなりにするのですが、手のひらサイズでとても美しく、2020年度グッドデザイン賞を受賞しています。

カラーは「こん」「さくら」「しろ」「ねず」の4色。はさみ、文字が書けるメンディングテープ、ホッチキス、カッターナイフ、液体のり、カッター対応の定規、1.2mまで測れるメジャー、SIMカード交換用ピンの8つのツールとケースとの一体感が見た目にも心地良く、使うのがもったいないような気持ちになります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。