岡嶋和幸の「あとで買う」

332点目:電動式でゆっくり開閉し撮影でも役に立つ傘

サンコー「電動スムーズ開閉折りたたみ傘 FAMFOUMB」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

サンコー「電動スムーズ開閉折りたたみ傘 FAMFOUMB」

266点目で取り上げたシェードはなかなかの使い勝手で人気のようですが、今回は傘です。Canon CP+2022 Special Site「Imaging Avenue」の配信コンテンツで米美知子さんの「美しき日本の冬景色~八甲田・奥入瀬・十和田湖~」を見ていたら、黒い傘でハレ切りをするシーンが登場しました。特に目新しいことではないのですが、それを見てすぐに思い浮かんだのがこの製品です。

ボタン操作で開閉できる折りたたみ傘は他にもたくさんありますが、電動式で全自動というのは珍しいです。USB充電式で販売価格は8,000円前後。傘の生地は遮光性も高く日傘としても利用でき、ハレ切り効果も十分に期待できます。

490gとちょっと重めですが、片手で開閉できて撮影中にも便利です。動きもゆっくり滑らかで、周りに水を飛び散らしたり、カメラを操作する手が濡れたりするのを防げます。手動でも開閉できるので、電池が切れてもちゃんと使えます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。