岡嶋和幸の「あとで買う」

266点目:逆光時のハレ切りが柔軟にできるシェード

SmallRig「シンプルシェード」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

SmallRig「シンプルシェード」

露出を測ったり、ハレ切り、レフ板持ち、レンズやフィルムの交換など助手時代は忙しくしていたものですが、プロカメラマンとして独立してからはそれらを全部自分でこなさなければなりませんでした。駆け出しのころは助手を雇う余裕なんてなかったからなのですが、慣れてしまえば特に不自由に感じなくなり、ハレ切りも左手で器用に行っていました。

スタジオ撮影だとスタンドに固定できたりするのですが、このような製品があると負担を減らすことができて、そのぶん被写体などに集中できそうです。販売価格は3,800円前後です。ピタッと位置が決まるのかどうか、少しずつ下がってきてケラレたりしないかなど使い勝手が心配ですが、レンズフードだけでは十分ではないことも多いので、このようなアイテムの選択肢が増えてくれるとうれしいです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。