岡嶋和幸の「あとで買う」

206点目:人間味あふれる作品で人気のある写真家の作品集

エリオット・アーウィットの写真集「Found, Not Lost」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

エリオット・アーウィットの写真集「Found, Not Lost」

Amazonで購入

エリオット・アーウィットはマグナム・フォト所属の写真家で、192点目で取り上げた写真集「MAGNUM DOGS マグナムが撮った犬」にも作品が収録されています。フォトジャーナリスト出身ですが、パーソナルな視点で捉えた数々の作品はユーモアやウィットに富んだ人間味あふれる表現で多くの人を魅了しています。犬好きの人には写真集「Elliott Erwitt's Dogs」がおすすめです。

今回の写真集「Found, Not Lost」は若いころに撮影した写真を見返し、新たにセレクトしたもので構成されているそうです。販売価格は1万円前後です。約170点の未公開作品ということでとても興味があります。出版社のWebサイトで収録作品を少しだけ見ることができるのですが、とても仕事の合間や休憩時間に撮影されたものとは思えない見応えのある写真ばかりです。自分もこんなふうに撮れたらいいなと思いました。

Amazonで購入

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。