岡嶋和幸の「あとで買う」

67点目:巻尺より素早く正確に計測できて写真展の設営に便利

ボッシュのレーザー距離計「ZAMO3」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

ボッシュのレーザー距離計「ZAMO3」

6点目でレーザー墨出し器を紹介しましたが、今回もプリントや額装作品を展示する際に役立つアイテムです。写真展の設営では壁面の幅や高さを計測して配置を決めたり、壁に掛けたあとも位置の微調整などで巻尺(メジャー)が必要になります。巻尺は3mくらいの長さがあれば十分なのですが、壁面の幅がもっとある場合には分割して計測します。巻尺の取り扱いに不慣れな人は、そのようなときに測り間違いをすることがあります。

自宅のリフォームで訪れた業者さんが、レーザー距離計を使ってテキパキと計測されていました。巻尺のように伸ばしたり縮めたりといった煩わしさもなく、素早く正確に計測できるため、写真展の設営でも快適に使えそうです。レーザー距離計はいろいろなメーカーから発売されていて、ライカの製品もありますが、手ごろでシンプルなものが良いのでボッシュの「ZAMO3」を選びました。販売価格は4,500円前後です。別売のテープアダプターやホイールアダプターを装着すると曲線や曲面の計測が可能になるなど、写真の展示以外の用途でも幅広く活用できるでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。