岡嶋和幸の「あとで買う」
ファインアート紙は給紙前のブラッシングが必要不可欠
12点目:中里「静電気除去ブラシ」
2021年5月12日 12:00
この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。
中里「静電気除去ブラシ」
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画材紙などがベースのファインアート紙は、用紙の表面に紙粉(裁断時に発生する紙の屑)が付着していることがあるので、プリンターにセットする前に取り除く必要があります。ブロアーで吹き飛ばすことができればよいのですが、こびりついていることもあり、目視では判別不能です。そのまま印刷してしまうと白抜けの原因となります。高価なファインアート紙を無駄にしないためにも、ブロアーをかける前に軽くブラッシングすることをおすすめします。
特にそれ専用のブラシというものは見当たりません。以前は写真用のブラシが存在し、私は今も愛用しているのですがすでに入手困難で、その後に見つけた代用品も次々に販売終了。製図用のブラシも有効ですが、軟らかめのものを選びたいです。バライタ紙など光沢系の用紙は表面に静電気が発生しやすく、ゴミやホコリを吸着することもあるので要注意。紙粉を払い落としつつ、静電気を除去できる製品がベストです。
そこで見つけたのが京都中里製の、サンダーロンSS-Nという制電性繊維を使用した静電気除去ブラシ。販売価格は5,500円前後です。これであればA4はもちろん、A3ノビの用紙でも大きさ的に問題なく使えます。