クルマとカメラ、車中泊

さっと洗車したい時の便利道具「充電式の高圧洗浄機」

今回の1枚
ちょっと仕事の合間に御宿まで30分のドライブ。雲の落とした影の向こうに輝く砂浜が見えた。御宿まで行くと砂が随分と白くなるんですよ。晴れた日には南国を思わせる良い色合いになります

今回は洗車の話題。すみません、僕は普段はガソリンスタンドの洗車機を使っています。でもまあ、部分的な洗車は必要なので、こんなものを買ってみました。充電式でコードレスにもなる高圧洗浄機。

家庭用の高圧洗浄機といえば、ケルヒャーが有名ですよね。実は僕も持ってました。性能は素晴らしい! とまず断りを入れておきます。ですが。めんどくさいのですよ! 何がって、本体に水のホースと電源ケーブル、2本のヒモが繋がってしまうことが……。

たいした事ではないと思うかも知れませんが、1本ならまだしも、2本長いヒモがつながっちゃうと取り回しが面倒なのです。何かに引っ掛かる確率2倍。そこでコードレス高圧洗浄機の購入とあいなった訳であります。

使い方はこんな感じ。ペットボトルに直接繋ぐとお手軽です。1.5Lのペットボトルだと20秒くらいで使い切ってしまうんだけど、ホイール1本くらいは、さっと洗えます。

5mのホースが同梱されてるんだけど、網のついた側をバケツなどに溜めた水に突っ込んで使います。これね、お風呂洗うのに便利でした。

で、最も実用的な使い方がこれ。普通に水道の蛇口と繋ぎます。ホースは別途購入してください。1本ヒモがつながってしまうけど、電源ケーブルがないだけでこんなに楽になるなんて! と実感しました。

蛇口側の接続部分(ニップル)も必要です。コードレス洗浄機の付属品にも入ってるんだけど、蛇口の形によって色々違うので、合わなかったら別途購入です。

とりあえず、日本で一般的な外用蛇口に使うもののリンクを載せておきますね。写真に写っているニップルは10年くらい前にどこかのホームセンターで買って取り付けたもの。メーカーも購入先もわからん(笑)。

このニップル自体は共通規格なんでしょうね、どこのものでも、ちゃんとつながります。

そしてホースはこれ。伸縮するホース。水圧がかからない状態で5m。水圧がかかると15mに伸びます。実はこれ1年ほど前に購入したものです。当時のAmazonの評価ではすぐ穴が開くとか散々だったんですが、1年は確実に使えております。

使ったあとは、水を抜いて写真のように干しておかないと苔生えます〜。

で、コードレス洗浄機で洗いたいのはこの部分。ホイールアーチ内側の折り返し部分。ここに砂や泥が溜まります。僕が普段暮らす九十九里では塩分も含んでるので気になる部分なんですよ。

そして、フロントガラス。虫がこびりつきます。夏場は毎日洗わないと、虫のこびりつきはなかなか落ちないんですよね。高圧洗浄機ならすぐです。

ビフォー・アフターでまとめてみました。

左・洗車前/右・洗車後(以下同)
ボンネットの虫。こびりつきが激しいし、強い水圧で塗装痛めないかなぁとも思うので、一度濡らしてしばらく置いてから、高圧洗浄するとこの通り
フロントガラスは、何も考えずガンガン高圧水を当てます! この後拭き取りまでしてあげれば完璧ですね。しませんけど……
鳥のふんですかね、これ。数日前について、そのままになってたやつです。これくらいだとペットボトル装備でいけちゃいます

これらの例の通り十分な洗浄能力ですが、車全体を洗いたい方には向かないと思います。洗浄力と効率はやはり、ケルヒャーみたいにAC100Vのものには敵わないです。

そしていくつか欠点もあります。バッテリーが2個ついてくるのは有難いのですが、残量表示がないのでどれくらい使ったのかわかりません。モーターが止まったらバッテリー切れってことですね〜。まあ、1本で休み休み30分くらいは使えるのでバッテリーが足りないってことはないんですが、充電のタイミングを掴みにくいんです。

もう1つ、洗浄機本体に止水栓が付いていないので、水道栓に繋ぐとずっと水が出っぱなしになっちゃいます。本体のグリップを握ると高圧の水が出て、グリップを離すと圧力のかかってない水が出続けるってことです。周りに濡らしたくないものがあるときは余程注意をしないといけません。

以上、僕的にはとっても満足しています。報告終わり!

1962年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社マガジンハウス入社。社員カメラマンを経て2010年にフリーランスとなる。主に風景・星景を撮影し、星空の撮影は中学校で天文部に入部した頃からのライフワーク。またドローンでの撮影や、国家資格の審査員も行なっている。コロナ禍の影響で拠点を九十九里に移してから、ネット通販、特にAmazonの利用機会が増加。ちょっとくらい評価が悪くても買ってしまう“密林の探索者”を自認している。