クルマとカメラ、車中泊

#13:補助ミラーで死角を減らす

今回の一枚
前回スタッドレスタイヤを紹介したけど、その後2,000kmほど走りました。雨あり、高速道路あり、雪あり、さまざまな路面を走ったけれど不満は何もなし。やはり積雪路や凍結路での登坂力やらグリップ力やらはオールシーズンタイヤよりも良いように感じる。これなら予定通り履きっぱなしでいいかなあ

さて今回は軽い話題というか、気軽に買えるアイテムを紹介しようと思う。何を紹介するか、補助ミラーである。車にはルームミラーとサイドミラーは必ずあるものだが、それらを持ってしても死角は多いものだ。少しでも死角を減らそうということで補助ミラーの取り付けである。

ドアミラー用

まずはサイドミラーに取り付ける補助ミラー。

吸盤で元々のサイドミラーに取り付けるだけのものだ。これでサイドミラー外側、運転席から見て横方向の視界を補い、死角を減らしてくれる。無論、右左折や車線変更の時は横を直接目視しなければならない。ではいつ使うかというと、直進している時だ。前方を注視しつつ、サイドミラーとこの補助ミラーを使うと、隣の車線の車の動きがわかりやすいのだ。自分を追い越してゆく車や左側方を通過してゆくようなバイクの動きなども早めに把握できる優れものだ。価格も安いのでつけておいて損はない。

リア用の補助ミラー

もうひとつはこれ。後方確認用の補助ミラー。

こちらはバック時にすぐ後ろを確認するもの。リアゲートに両面テープで貼り付ける。馬の鞍のような形をしたミラーで、これでどうしてすぐ後ろが見えるのか不思議に思うのだが、運転席から振り返るとリアバンパーのすぐ近くまでよく見える。リアゲートの上の方、車内側に取り付けるので、荷物が積み上げられていても、雨の日でも良く見える。

今回紹介した2つの補助ミラーは、エブリイ購入時にすぐ取り付けたものなので、取り付けてから3年は経過したことになる。その間一度も脱落したことはない。

後方確認ミラーについては、表面鏡(支持体に直接アルミ蒸着した鏡)なので錆びてきてしまっているが、まずまずの見え具合。そろそろ新しいものに交換しようかと思う。

ドアミラー用サブミラーの方は通常の裏面鏡なので全く錆も発生しておらず、このまま一生モノと思われる(笑)。いずれにせよ格安で安全性を高めることができ、大変にコストパフォーマンスの高い商品だ。

自分の運転が下手であると認めることはなかなかに難しいものだが、よくよく自覚しておかねばならないだろう。年間2万km近くは走って、ン10年無事故(無違反ではない)だから、まあよしとしておこう。だからと言ってプロドライバーのような運転テクニックを持っているわけじゃない。それが一般ドライバーである自分自身なのだ。

そして日本は混合交通であり、速度差のある乗り物が同じ道を走っているし、全てのドライバーが運転を好きなわけでもない。ハンドルを握りながらいつもそんなことを考えてしまう。それゆえ、しっかり周りを把握しておくことが大事だ。自動運転もいいけれど、戦闘機のヘッドアップディスプレイのように360度死角のない視界を得られるアイテムは出てこないだろうか。あ、格安でお願いします。

1962年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社マガジンハウス入社。社員カメラマンを経て2010年にフリーランスとなる。主に風景・星景を撮影し、星空の撮影は中学校で天文部に入部した頃からのライフワーク。またドローンでの撮影や、国家資格の審査員も行なっている。コロナ禍の影響で拠点を九十九里に移してから、ネット通販、特にAmazonの利用機会が増加。ちょっとくらい評価が悪くても買ってしまう“密林の探索者”を自認している。