デジカメ Watch
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5月号【SACHI + ニコン D2X】第1週

~D1Xよりも使いやすく、生っぽい色が出る


 5月号はニコン D2X、そしてSACHIちゃんの登場だ。使用したレンズは手持ちの、Ai AF Nikkor 24mm F2.8D、35mm F2D、85mm F1.4Dの計3本。50mm F1.4Dも持って行ったが今回は何故か使わなかった。

 ファーストインプレッションの記事ではカメラの設定に悩んでいたものの、その後CCDRAWも含め実験した結果、筆者の好みはカラーモードIII/AdobeRGB/コントラストNORMAL/シャープネスNORMALのJPEG/Fineとなった。まだ完全にコントロールし切れていないが、少しアンダー目に撮ってPhotoshopを使いコントラスト強調をすればいい感じになる。

 肌色に関しては適正露出で撮ると色が薄くなってしまうので要注意! 掲載した写真はAdobeRGBからsRGBへプロファイル変換した後、JPEGへ保存したものを使っている。


 加えてこの撮影では600万画素モードを使用した。約400万画素に縮小し掲載する関係上、1,200万画素モードはオーバークオリティと思われるからだ。1GBのメディアを使うと200~300枚撮れるので1シーン1枚と考えれば容量的にもちょうどいい。ISO感度に関しては、屋外はISO100、屋内はISO400。ホワイトバランスはDaylightとTungstenにそれぞれ固定した。

 D2XとD1Xを比較すると全てにおいてD2Xの方が使いやすい。こっちに慣れてしまうと、もうD1Xは使いたくなくなってしまう程。唯一、シャッター音が「パッシ!」と言う感じで余韻が残らず、この点だけが好みとは少し異なる。バッテリーの持ちもかなり良い。余分に1本持って行ったが、丸1日撮影し、ひとつ目のバッテリーはインジケータすら変化しなかった。


 D1も含め長年D1X系を使ってきた筆者であるが、D2Xである程度自分の出したい色が出るようになり、改めて画質を比較すると全体的にD2Xの方が生っぽい色になる。特に後半のRIFAを照明に使った水着はこれまでD1Xでは出なかった色だ。シャドウからハイライトまで粘りがあり、これだけ硬い光にしても破綻せず、逆に妙な色っぽさまでも出ている。ISO400なので気持ちノイズも乗っているが、嫌なノイズでは無い。筆者的には十分許容範囲である。

 他のモードと違いカラーモードIIIは彩度が高め(特に赤)。飽和するギリギリで露出をコントロールすると、うまく肌の質感にマッチするのかも知れない。口紅の赤が非常にいい感じである。ポートレート系以外でどうなるか!? は未知数であるものの、少なくとも人をメインで撮るなら、試してみるのもいいだろう。

 さて、今回はご覧の様に撮影中のカットが1枚も無い。つまり全て2人だけで撮影した。お天気も良かったので、屋外での撮影はピクニック気分。これから丁度良い季節なので、デジタル一眼レフを持って、彼女(奥さん? 子ども?)と一緒にプチ撮影会は如何だろうか?(つづく)

actress SACHI
photographer 西川和久
Nikon D2X
Ai AF Nikkor 24mm F2.8D, 35mm F2D, 85mm F1.4D
special thanks BAR Lasile




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html

2005/05/06 00:02
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