2月号は、清乃ちゃんとペンタックス「K-m」の登場。撮影日は久々の大荒れ。早朝から雨風が酷く、スタジオへ着く間にほぼ全身ずぶ濡れ状態だった。ここのところ明るい写真が続いていただけに残念だ。ただそれでもまだ運が良かったのは、昼過ぎから薄い影が出る程度に天気が回復。1週目はそのカットからお届けする。
K-mの主な仕様は、有効画素数約1,020万画素の23.5×15.7mmサイズCCD搭載、最大記録画素数3,872×2,592ピクセル、ISOAUTO/ISO100~3200、バッテリーは単3型電池4本 、メディアはSDHC/SDメモリーカード、2型の約23万ドット液晶……など。ボディ内蔵手ブレ補正機能、ダストリダクション、ダストアラート機能を搭載、約122.5×91.5×67.5mm(突起部を除く)で約525g(本体のみ)と小型軽量。ペンタックスのデジタル一眼レフ入門機となる。また現在CMOSセンサー機が多くを占めるデジタル一眼レフで珍しくイメージャーはCCDだ。
何と言ってもこのカメラの魅力はコンパクトさ。解りにくいかも知れないが、撮影中に筆者が構えている写真があるので見て欲しい。手の中にスッポリ入ってしまうほどの大きさだ。つけるレンズにもよるが、これならカバンの中に入れても邪魔にならないだろう。
今回用意したレンズは、「FA 43mm F1.9 Limited」と「DA 21mm F3.2 AL Limited」の2本。写りが良い単焦点なのでピックアップした。特にFA 43mm F1.9は昔から筆者は非常に好きなレンズである。カメラの設定は、感度は全てISO400。下ブロックの左上と右下は「RIFA」(照明)を使った。JPEG+RAWモードで撮影し、付属の「PENTAX PHOTO Laboratory」で現像している。現像パラメータも結構触っているのだが、詳細は3週目に掲載したい。そのほかの設定はほぼ標準のまま。唯一違うところは、ISO200スタートとなる「ダイナミックレンジ拡大」をONにしている。
このカメラ、前日のテストでまず面食らったのはAFだ。ワイドかセンター1点の選択ができ、一応AFの測距点は5点あるものの、スーパーインポーズは無し。従ってワイドでは実際どこに合ったのか解りづらいため、この手の撮影では実質センター1点のみAFとなる。昔筆者はセンターしか使わなかったため、この仕様でも問題無かったが、最近では被写体に応じて測距点を頻繁に切り替えるようになったため「昔に戻るか……」と言った感じだ。コストダウンのためなのだろうが、流石にスーパーインポーズは残して欲しいところだ。
この点以外は、速度や反応など、中級機と比較しても特に目立って気になる点は無く、撮影自体は快適だ。バッテリーはエネループを使用した。400枚程度撮影してもインジケーターに変化は無かったので、割と長持ちする方かも知れない。発色は見た瞬間CCDとわかる絵だ。具体的にCMOSセンサーとどこが違うか書くのは難しいが、妙に懐かしい感じがする。
清乃ちゃん、今月25日にDVDビデオ「フクラミ」とファースト写真集「フクラミ」がリリースされる。写真集はファーストだが、DVDビデオはもう何本も出している子なので、撮影自体もしやすかった。毎日携帯電話からブログを更新しているとのことなので興味のある人は見て欲しい。撮影日のブログには面白いツーショットが載っている。(つづく)
actress 清乃@ウィザードファクトリー
photographer 西川和久 ペンタックスK-m FA 43mm F1.9 Limited、DA 21mm F3.2 AL Limited
■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.jp/
ペンタックスK-m関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/10/08/9380.html
バックナンバー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/
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西川和久 (にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2009/02/06 00:27
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