3週目、上ブロック屋外はISO200でF4~5の1/320秒、室内はISO400でF2.8~3.5の1/125~1/160秒。下ブロックは、ISO200でF3.2の1/100~1/400秒。レンズは「50mm F1.4」1本だ。このレンズ、撮影中の写真にも写っているが、ご覧のように、大き過ぎず小さ過ぎず、また重さも丁度いい。もちろん写りはGood! α900を持つならぜひ揃えたいレンズと言えよう。
このスタジオはもう何十回も使っているが、上ブロックの風呂場を自然光で撮ったのは今回初めて。普段は照明を使っている場所だ。もともとは外だけで撮るつもりだったのだが、ふと見るとISO400なら行けそうな明るさだったのでやってみた。撮りながら「これなら水着がいいな……」と思ったが、水着は既に3点撮影済み。最後の衣装で再度水着に着替えてもらう時間も無かった。次回行けそうなら水着で撮ってみたい。
PC Watchで記事にしたが、7年間パーツを入れ替えつつ使ってきたXeon 2.8GHz Dual(と言ってもSocket 603のRIMM 2GB)のメインマシンを、この年明けにCore 2 Quad(Q8200)、4GBにした。OSも64bit版のWindows Vista。Windowsエクスペリエンス インデックスはグラフィック系以外は最大の5.9と、かなり速いマシンだ。もう2週間ほど使っているがよく動いている。
7年前のハイエンドと今時のハイエンド、さぞかし違いがあると思われるだろうが、実はそうでもない。筆者のようにテキスト中心、画像もほぼ全てJPEG(RAWはこの連載のみ)、動画は見るだけ……という使い方の場合、「少し動きが良くなったかな!?」と思う程度で体感的にはあまり差が無く、メモリ使用量も普通に触っている時にはなかなか2GBを超えない。それより、音が静かになったことと、そろそろ電源(WTXと言う特殊な電源)が壊れるかも、と思いながら作業しなくて済む方が嬉しかったりする(笑)
もちろんRAW現像にかかる時間は差が出る。この点だけはマシンが速くなったことを実感する。とは言え、1週間でこの連載用に10枚現像するだけなので、1枚十数秒が数秒になったところであまり仕事にかかる時間は変わらないものだ。ただ今月のα900のRAW現像は、これまで扱った中でも超ヘビー級。これに耐え切れずマシンを入れ替えたのでは無いが、RAW現像は楽になった。
さて前置きが長くなってしまったが、付属の「Image Data Converter SR Ver.3」は、かなり高機能のRAW現像ソフトだ。明るさ、ホワイトバランス、クリエイティブスタイル、コントラスト、D-レンジオプティマイザー、高輝度色再現、色調、周辺光量、シャープネス、ノイズリダクション、トーンカーブと、一通り揃っている上に、その一つ一つで細かい調整が可能。更にバージョンスタックも備え、現像した内容の管理もできる。またUIの見た目もゴチャゴチャした感じが無く、非常にすっきりレイアウトされ、どちらかと言えば玄人好みの雰囲気かも知れない。加えてキヤノンの「Digital Photo Professional」のように編集機能が充実すればベストだろう。
この最後に撮った黒色の私服、撮影を始めようと思ったところ、ホコリのようなものが大量に付いていた。くるみちゃんに聞くと、家で飼っているマロン(犬)の毛らしい。そういえば、つい先日あった別の撮影でも飼い猫の毛が黒いセーターに一杯……雨がほとんど降らず乾燥しているので、黒いセーターと飼猫、飼犬に要注意といったところだろうか。(つづく)
actress 森咲くるみ@ウィザードファクトリー
photographer 西川和久 ソニーα900 50mm F1.4
■ URL
ソニー
http://www.sony.co.jp/
ソニーα900関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/09/18/9194.html
バックナンバー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/
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西川和久 (にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2009/01/23 00:06
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