明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2009年1月号は、森咲くるみちゃんとソニー「α900」の登場だ。ここのところ撮影日と天気の相性がよく、今月号は全編晴天! 撮影したのは12月末なのだが、夕方日が暮れるまで雲1つ無い1日だった。新年早々から明るい写真が掲載できて嬉しい限りだ。
α900の主な仕様は、有効画素数約2,460万画素の35mm判フルサイズCMOSセンサーを搭載、最大記録画素数6,048×4,032ピクセル、ISO200~3200(拡張としてISO100から6400までが可能)、バッテリーはリチャージャブルバッテリーパック「NP-FM500H」、メディアはメモリースティック系とCFのデュアル、3型約92万ドットエクストラファイン液晶……など。ボディ内蔵手ブレ補正機能、アンチダスト機能などにも対応したソニーデジタル一眼レフカメラの最上位機種となる。
驚くべきはその価格。価格.comで調べたところ、上下でかなり値段に幅があるものの、平均値は30万円を下回る感じだ。フルサイズのイメージャを搭載したデジタル一眼レフカメラがここまで下がってくると、業界の流れもまた変わってくるのではないだろうか?
今回用意したレンズは、「28mm F2.8」と「50mm F1.4」の2本。ただ結果的に全て50mm F1.4だけで撮っている。逆に広角ではなく、「Planar T* 85mm F1.4 ZA」が1本欲しかった雰囲気だ。カメラの設定は、上ブロックの台所のカットはISO200、そのほかはISO400、下ブロックはISO200。cRAW+JPEGの3:2モード、ホワイトバランスはオート、クリエイティブスタイルはスタンダードなど、ほとんど標準設定の状態。RAWとcRAWの違いは前者は非圧縮、後者は圧縮してRAWデータを記録するモードとなっている。
RAW現像には付属の「Image Data Converter SR Ver.3」を使用した。触った部分は、明るさ、ホワイトバランス、コントラスト、D-レンジオプティマイザー(OFFかオート)、色調(彩度のみ)、トーンカーブ。処理後、Photoshopへデータを渡し、画像サイズの調整などを行なっている。cRAW+JPEGのファイルサイズは約30MB。4GBのメディアを使っても100枚撮れるか撮れないかの容量となり巨大だ。このサイズになると流石に現像は重い。流れ的には、まずJPEGでピンや表情、構図などを確認、使うカットを決め、その後現像処理を行なっている。
このα900、事前に使う時間が無く、ぶっつけ本番だったため、当初かなり不安だったのだが、いざ使ってみると、とにかく気持ち良く撮れる。ファインダーの見え方、シャッター音、ボディのホールド感……何もかもがGoodだ! 特にフルサイズで50mmと言うのはやはり非常に扱いやすい。APS-Cだと35mmが標準レンズ的になるのだが、奥行き感がまるで違うし、被写体に寄ってもパースが付かない。まさに標準レンズの名がふさわしい。
また、35mmフルサイズはAPS-Cと比較して同じF値だと被写界深度が浅く、バリピンが難しい上、2,460万画素にもなると、手ブレや被写体ブレなどにもセンシティブだ。しかしこのα900に搭載しているAFユニットとファインダーは見事にピントの山がわかるため安心して撮影できる。とにかく撮ってて気持ちいいカメラは久々だ。
森咲くるみちゃんは、11月20日にファーストDVDビデオ「くるみ」をリリースしたばかり。パッチり大きい眼が印象的な子だ。この日は筆者的にはかなり暖かかったのだが、寒いのは苦手らしく、結構ギリギリだったとか。興味のある方は是非、彼女ブログへ遊びに行って欲しい。(つづく)
actress 森咲くるみ@ウィザードファクトリー
photographer 西川和久 ソニーα900 50mm F1.4
■ URL
ソニー
http://www.sony.co.jp/
ソニーα900関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/09/18/9194.html
バックナンバー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/
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西川和久 (にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2009/01/09 00:19
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