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BRNO「baLens」 |
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～レンズキャップみたいなホワイトバランスセッター
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レンズキャップに白い半球状のフィルターを備えた構造の製品で、フィルターから得た光をもとに、マニュアルホワイトバランスを設定する。従来からあるこの種の製品だと、半球状のドーム部分がレンズ前面を覆うほど大きく、持ち運びに不便を強いられていた。しかし、ドームの突出が小さいbalLensなら、ほとんどレンズフロントキャップの感覚で使用できる。また、フィルターネジ枠に回して留めるのではなく、バヨネット式なのもうれしいところだ。 撮影シーンに合わせてフィルターを交換できるのも特徴だ。パッケージには「ニュートラル（標準）」と「ウォーム（温調）」という2種類のフィルターが付属する。 対応径は、52mm（7,203円）、55mm（7,203円）、58mm（8,610円）、62mm（8,610円）、67mm（8,610円）、72mm（9,975円）、77mm（9,975円）の7種類が用意されている。拡散フィルターを使うタイプよりも低価格なのもポイントだろう。
基本的な使い方はレンズにbaLensを装着し、被写体（光源）向けてマニュアルホワイトバランスを取得する。フォーカスはマニュアル。レンズキャップとしてみた場合、留め具を抑えるノブが中央よりなので、レンズフードを取り付けたままでも着脱が容易い。ただし、魚眼レンズなど、前玉が凸状になっていると装着できないので注意してほしい。 ストロボ撮影で使う場合は、被写体の場所からストロボやカメラポジションに向けて、カスタムホワイトバランスを取得する。この場合、リモートストロボやワイヤレスストロボでの運用が条件になる。手持ちのクリップオンストロボや内蔵ストロボでの撮影で、光源に向けたホワイトバランス取得は難しいので、その場合は素直にグレーカードに頼った方が良いだろう。 もっとも、光源を一定な環境に維持できるスタジオ撮影や屋内撮影は、グレーカードでホワイトバランスを取得した方が精度は高いし安心だろう。手軽さこそ身上のこの製品の場合、屋外など機動性を重視するときにこそ威力を発揮する。撮りたいものを発見したら、baLensを装着して被写体に向けてホワイトバランスを取得。baLensを外してそのまま撮影という簡易的な使い方が楽しい。 大きさも通常のレンズキャップに白いフィルターが付いているだけなので、軽くて携帯性も抜群。ドーム部が少々飛び出るのを我慢すれば、レンズキャップの代わりに装着して持ち運ぶというのもアリだろう。ただしドーム部の汚れや破損には気をつけたい。JPEG派にはうれしいアイテムの登場だ。 ●作例
■ 屋内 ※共通データ：E-400 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 / 約6.2～6.4MB / 3,648×2,736 / 1.0秒 / F8 / 0EV / ISO100 / 54mm
■ 屋外 ※共通データ：E-400 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 / 約6.3MB / 3,648×2,736 / 1/30秒 / F9 / 0EV / ISO100 / 54mm
■ ＵＲＬ エツミ http://www.etsumi.co.jp/ ■ 関連記事 ・ エツミ、レンズキャップ一体型ホワイトバランスセッター（2008/11/28） ・ 会場で見つけたアクセサリー編（2008/09/29） （ 飯塚直 ） 2008/12/18 00:12
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