|
|
|
|
|
|
|
|
アイ・オー・データ機器「USB2-W33RW」
|
|
~UDMA対応USB 2.0カードリーダーを試す
|
|
|
|
|
- 掲載した結果はテストした個体によるもので、市場におけるすべての製品の性能を保証するものではありません。
|
上面に、スロットとメディアの対応イラストを表記
|
アイ・オー・データ機器の、USB 2.0マルチカードリーダー「USB2-W33RW」(3,800円)は、高速転送が可能なUDMA(Ultra Direct Memory Access)に対応したUSBカードリーダーで、CFにおいて大幅な転送速度向上を実現したという。
そこで、同社の従来製品(USB2-W31RW、UDMA非対応)と比較した。
W33RWの本体は、横長のデザインを採用。従来モデルのW31RWと目立った外観上の違いは無い。対応メディアには、microSDHCカードとメモリースティックPRO-HGデュオが新たに加わっている。
本体には、CF系、SDメモリーカード系、xDピクチャーカード/スマートメディア系、メモリースティック系の5つのスロットを備えている。本体正面には、スロットと対応する記録メディアのイラストがあり、スロットを迷うことはないだろう。CFスロットは、深く刺さるスロットを採用しており、ピンの曲がりを防ぐという。
|
|
CFは半分以上スロットに入る
|
USBケーブルは、背面中央に接続する
|
|
USB-2W33RW(左)とUSB2-W31RW。どちらもブラックとホワイトが用意される
|
また、購入者はWebサイトから、2つのユーティリティをダウンロードできるサービスが利用できる。1つは、「Media Ejector」で、エクスプローラーやマイコンピュータので“取り出し”機能が有効になるほか、ドライブのアイコンがメディアのイラストになり、メディア名のラベルが付く。もう1つは「Media Assign」で、スロットのドライブ名を変更できる機能を持つ。1度設定してしまえばドライブ名は固定でき、それ以降は再起動などでの再設定の必要はない。なお、これらのユーティリティは、Windows 98/Me/2000/XP/Vistaでのみ使用できる。
さらに、ファームウェアのアップデート機能に対応しているのも特徴だ。将来、大容量あるいは高速といったメディアが登場した時にも心強い。
■ 従来モデルに比べて1.5倍以上の高速化
では、UDMA非対応モデルから、どの程度高速化されたのだろうか。
転送速度テストに使用したCFは、UDMA対応のサンディスク「Extreme Ducati Edition CF」(4GB)と、UDMA非対応の「Extreme III」(2GB)。
テスト環境は、Windows XP Professional、Core 2 Duo 2.2GHz、メモリ2GB、SATA 160GBのデスクトップPC。「HDBENCH Ver3.30」のDISK計測でそれぞれ5回測定し、Read、Writeの各転送量(KB/秒)の平均を記載した。
転送速度(KB/秒)
製品名 |
Ducati Edition (UDMA対応、4GB) |
Extreme III (UDMA非対応、2GB) |
Read |
Write |
Read |
Write |
USB2-W33RW(UDMA対応) |
25592.8 |
15674.6 |
16331.8 |
14460.2 |
USB2-W31RW(UDMA非対応) |
16639.0 |
14784.4 |
16495.0 |
13983.8 |
W33RWでの読み込み速度は、Ducati EditionでW33RWから1.54倍という好結果が出た。一方、W31RWでは、Extreme IIIと同程度の読み込み速度になった。また、Extreme IIIではW33RW、W31RWのいずれでも、読み込み速度に大きな違いは無かった。
弊誌の過去のテストでDucati Editionは、PCカードアダプターやIEEE1394b接続のカードリーダーで40MB/秒以上の読み込み速度を記録している。しかし、PCカードやIEEE1394bといったインターフェースが使えるPCは限られる。そうした中、汎用性のあるUSB接続で従来以上の速度が出せるUSB2-W33RWは、UDMA対応CFユーザーなら要注目の製品だろう。
■ URL
アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/
製品情報
http://www.iodata.jp/prod/pccard/readerwriter/2008/usb2-w33rw/
■ 関連記事
・ アイ・オー・データ、UDMA対応のマルチカードリーダー(2008/04/02)
・ サンディスク「Extreme Ducati Edition CF」(2007/09/27)
( 本誌:武石 修 )
2008/05/27 00:00
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|
|
|
|
|