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ドンケ「Gripper FA-741」

~バッグと同じコンセプトの定番ストラップ

パッケージ
 さまざまなブランドの製品がひしめくカメラ用ストラップ。そのうち、定番として名高いもののひとつとして、ドンケ(Domke)の「Gripper」シリーズが挙げられる。シリーズの顔ともいえる「FA-741」を試した。

 ドンケといえば、ショルダーバッグでおなじみのメジャーブランド。軽さと収納力のバランスをはじめ、そのシンプルな設計ゆえの使い勝手の良さから、手放せない人も多いことだろう。

 Gripperシリーズの特徴はいくつかあるが、まず紹介したいのが、素材がドンケカメラバッグのショルダーベルトと同じであること。本家のショルダーベルトは、コットンのリボン織で5cm幅。肩になじみ、衣服をいためにくく、使い込むうちにしなやかさを増すことで知られる。

 対してストラップのFA-741は、幅2.5cmという細さながら、手にした感想は「ドンケそのもの」。しかも裏面には本家同様、縦方向に滑り止めゴムが縫い込まれている。これらの特徴により、本家ショルダーベルトを彷彿とさせる触感や風合いを持つ。ドンケユーザーが触れば、「ああこれだよこれ、間違いなくドンケだよ」と、つい口に出すこと請け合いだ。

 滑り止めゴムの効用は高く、カメラを肩にかけるケースでもずり落ちにくくて安心だ。ただし首にかけると滑りが少なすぎるので、人によっては少々違和感を感じるかもしれない。そんなときは、表裏を逆にして使用すれば問題ないだろう。購入当初は少々固さを感じるものの、しばらく使っているうちに適度なしなやかさとなる。この辺りもドンケバッグのショルダーベルトと同じで好感が持てる。


E-410に装着したところ
ドンケF-2のショルダーベルト(下側)と比較

滑り止めゴムを内側にして使用
滑り止めゴムを内側にすると、「DOMKE」のロゴが正面を向く

裏返すと適度な滑りが得られる。好みで選択したい 肩にかけるときは、滑り止めを内側にすると確実だ

 もうひとつの特徴は、カメラ取り付け部とストラップ部を分離するためのスイベル金具だ。ドンケでは「クイックリリース」と呼んでおり、カラビナフックによるワンタッチでの取り外しが可能。ストラップ部を取り外すことで、バッグの隙間にボディを押し込むときなど、さまざまな局面で役に立つ。また、スイベル機構のためストラップとカメラのねじれをすぐに直せるのが利点だ。

 ただしバッグにしまうときなど、乱暴に扱うとクイックリリースがボディに傷を与える可能性がある。心配な人は、FA-741からクイックリリースをなくした「FA-740」も市場に存在するので、探してみるとよいだろう。またラインナップには、FA-741のストラップ幅を4cmに拡張した「FA-742」も用意されている。重い機材を常用する人や、幅広のストラップでないと落ち着かない人は、FA-742を選ぶのも手だ。

 いずれのGripperも、ネイビー、ブラック、タンの3色を選択可能。国内取り扱い大手の銀一では、FA-740が3,118円、FA-741が3,402円、FA-742が3,685円となっている。さりげない工夫と自然な風合い、周りに過度な主張をしないデザイン。定番の名の通り、使うほどに手放せなくなるストラップだ。


カメラ接続部。キズ防止のタブやリングも付属する
E-410に取り付けたところ

ドンケが「クイックリリース」と呼ぶスイベル金具 クイックリリース同士をつなぐことも


URL
  銀一
  http://www.ginichi.com/
  製品情報
  http://www.ginichi.com/shop/domke/detail/fa741.html

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( 本誌:折本 幸治 )
2007/07/31 00:00
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