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エツミ「ビュープレーヤー 2.5インチ用(E-1578)」
~固定式液晶モニターを可動式に?
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花の接写などの極端なローアングル撮影や、人の頭越しのハイアングル撮影には、可動式の液晶モニターを採用したデジタルカメラが便利だ。可動式のモニターで自由な角度に設定しながら、ライブビューで構図を決められるので、撮影を無理な体勢で行なわなくてもいいからだ。
ただ、コンパクトデジカメで可動式のモニターを採用しているものは必ずしも多くない。かつてはハイエンド機種には必ずといっていいほど搭載されていた可動式液晶モニターも、現在のコンパクトデジカメでは優先度が低く、液晶モニターの大きさ、カメラ自体の薄さ、コンパクトさ、が売りになってきているのが原因のようだ。
そんなデジタル固定式のモニターを見るのに、可動式のモニターのような自由さを与えてくれるのが今回チェックしてみた「ビュープレーヤー」(2,520円)。プレーヤー、という名前からは機械的な何かと思えるが、実はモニターにつける可動式のミラーである。
ミラーで液晶モニターを反射させて見ることで、光路を90度曲げて、ハイアングルやローアングル撮影でモニターを見ることができる、というアイデア商品。製品自体は非常にシンプルな構造で、カメラの液晶モニターの周辺に両面テープで取り付ける「枠」と、その枠にはめ込む枠にアームが付いていて、アームの先に両面ミラーを取り付けている。本体に接着した枠だけ残して、ミラーとアームの付いた枠だけを取り外すこともできる。早速、固定式モニターのニコンCOOLPIX P5000に取り付けて使ってみた。
ビュープレーヤーの上下に両面テープがついており、カメラの背面に接着する
ビュープレーヤーを取り付けた様子。P5000の操作ボタンには干渉しない
ビュープレーヤーは、両面ミラーがアームの先に付いている、といった構造。上開き、下開きのいずれでも使える
再生画面でビュープレーヤーを確認したところ。液晶モニターを反射させて、画像を確認できる
ビュープレーヤーを使わないときは、取り付け枠を本体に残して、アームの付いた枠だけを取り外すことも可能だ
ビュープレーヤーを取り付けたとき、再生画面を確認するにはミラーを下にずらさなければならない。少し面倒
屋外では映り込みが気になるものの、AFフレームや各種設定などをビュープレーヤーを通して確認できる
室内で再生画面によってビュープレーヤーの見え具合を確認したところ、なかなか良好だった。
屋外でローアングル撮影してみると、以前では野外でも人目をはばかることなく寝転がるのに近いような格好で撮っていたのが、上から覗くウエストレベルファインダーの撮り方になるので、楽に撮影できて便利だ。
ただ、ミラーの反射像を見るため、左右が逆像になるというデメリットがある。ウェストレベルファインダーの中判カメラなどでは当たり前のことだったが、久々に使うとどちらに向ければ狙った構図になるか考えなければならないため、とまどってしまう。全くウエストレベルファインダーを使ったことがない人にとっては、慣れが必要だ。
コンパクトデジカメでは、ライブビューを見ながら構図を確認しての撮影である。AFに頼っての撮影のため、AFフレームに狙った被写体が入っているかどうかのみ、しっかり確認する必要がある。
ハイアングル撮影も試してみたが、左右逆像でフレーミングにとまどう点を除けば、結構使えそうだ。可動式液晶モニターの代用、とまではさすがにいかないが、コンパクトデジカメで思い切ったアングルでの撮影を可能にする便利なアクセサリーだ。
ウエストレベルでの使用状況。腰より低い位置にカメラを持ち、上から覗くようにして撮影する
ハイアングルでの撮影状況。この高さで構えて背面の液晶を見るとなると、本来は脚立が必要になる
ビュープレーヤーを使った作例。タンポポと同じ高さから撮影
子どもを上から撮影。本来なら脚立か何かに載らないと撮れない角度だ
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URL
エツミ
http://www.etsumi.co.jp/
製品情報
http://www.etsumi.co.jp/2007catalogue/catalogue.cgi?id1=3&id2=37&id3=373
( 木村 英夫 )
2007/04/24 01:16
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