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エニーズ・インターナショナル「RICHTER Camera Holder Goosneck」

~F1の車載カメラみたいな写真が撮れる?

RICHTER Camera Holder Goosneck(HR1559)
 F1のTV中継で、コクピットから見える風景を再現してくれる車載カメラ。F1のレーシングカーにはあらかじめカメラが組み込まれているのだが、一般車にはカメラを取り付ける器具を使うことになる。吸盤式でカメラをつけるものやクランプ式でレースカーなどのロールバーにつけるものは、一眼レフやビデオカメラ用に何種類か出ているのを見たことがあるが、かなり値段が高く、大げさなモノである。

 そこで見つけたのが「コンパクトデジカメ用」として売り出された「RICHTER Camera Holder」。何種類かの形式があるが、最も設置の自由度が高そうな「Goosneck(HR1559)」をチェックしてみた(価格は2,310円)。

 ガラスなどの平面に吸着する吸盤の部分と、カメラを固定するカメラ台部分を好きな方向に自在に動かせるネック部分という、2つのパーツで構成されるシンプルな構造。さらにガラス面以外に吸盤を取り付けるための両面テープ付きの吸盤アダプターがある。これを使えば、クルマのダッシュボードにも取り付けできるわけだ。


吸盤ベース部。「Patented」の文字がある。別の位置には「MADE IN GERMANY」の文字も 吸盤はレバーを押し上げるとしっかり固定される カメラ大部分は一種のクイックシュー式。レバーなどはなく、溝を合わせてスライドすれば固定する構造

 「クルマにカメラをつけてどうするの?」という声もあったが、出かけた時に記念写真を撮る、といった場合に便利。運転している時に「こんなきれいな風景だったらカメラを持ってくればよかった」と後悔することもない。ただ、運転しながらカメラの操作は危険。運転の視界の邪魔にならない位置に取り付けなければならないという制約もあるだろう。

 ダッシュボードに両面テープでつける場合、位置を簡単に移動できないが、ガラス面に吸盤でつけるなら、簡単に位置が移動できる。取り付けの強さもコンパクトデジカメ程度の重さなら十分だ。フレキシブルなネック部分は見た目よりも硬め。無理に力をかけずに調整したい。


クイックシューはコインでカメラと固定する。コンパクトカメラ用、という割に大きいサイズだ ダッシュボードにつけるには、両面テープでアダプターをつけておくとよい。本体の着脱は吸盤で行なう

窓ガラスに取り付けての撮影。記念撮影に便利だ

オリンパスμデジタル/ 1/2秒/ F3.5 / 1EV / ISO64 / WB:晴天 / 6mm
 カメラとのセットは、クイックシュー式。コンパクトデジカメ専用という割にクイックシューのサイズは大きい。一般的な三脚のクイックシューは、シューとカメラ台をレバーで押さえて固定するが、RICHTER Camera Holderのクイックシューは、シュー部分とカメラ台部分の溝とツメを合わせてスライドさせる、という簡単なモノだ。シューの上部はゴムやコルクなどは貼られていないので、プラスチックの台座部分とカメラが直接接触するようになっている。カメラとクイックシューの間は滑りやすいようなので、セットした後でカメラに力を加えないほうがよいようだ。

 走りながらの撮影にチャレンジしてみた。夜の風景を狙い、スローシャッターで流れる様子を撮ってみる。運転しながらの撮影は危険なので、カメラのストロボをOFF、セルフタイマーをセットし、信号が変わってシャッターボタンを押してから走る。なかなかうまくいかないが、何度かチャレンジすれば迫力のある写真が撮れるかも……と思えた。



URL
  エニーズ・インターナショナル
  http://www.any-s.net/
  製品情報
  http://www.iconsole.jp/p_html/1559.html


( 木村 英夫 )
2007/03/13 01:39
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