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デルセー「PRO BAG 5」 |
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ラウンドしたデザインでスーツにも合う、上質なカメラバッグ
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デルセーは、フランスの旅行用スーツケースでは有名ブランドとのこと。日本でのカメラ用バッグは共同写真要品が扱っており、用品年鑑でそのラインナップを見ることができる。今回は小型ながらデルセーらしいスタイルの「PRO BAG5」(13,650円)をチェックしてみた。
カメラバッグのフタは、ファスナーでコの字状に開ける構造。シンプルなファスナーを使いながら、開口部を大きくとる工夫がされている。カブセ式のフタをバックルで留めるタイプや、ダブルファスナー構造に比べると、素早く開くという点でやや見劣りがするが、バックルなどの突起がない、美しいラインを成立させているという点で、よく考えられたものだ。
PRO BAG 5は、PRO BAGシリーズの中で最も小型の機種。そのため、カメラ1台＋レンズ数本、という組み合わせで持ち歩くのに最適なサイズだ。もっとも、デジタル一眼＋ダブルズーム、という組み合わせで持ち歩くなら、これで必要十分な容量だ。 小型のカメラバッグの割に、ショルダーベルトの幅が太く、安定性は高い。クルマのシートベルトなみの幅がある。ベルトの素材自体は、シートベルトよりも厚みがあり、数本のステッチがアクセントに入っているものだ。肩パッド部はブーメラン形状で、肩に合うように考えられている。小さく軽いバッグでも、カメラ機材を入れて長距離を歩くと、それなりに体に負担がかかることを考慮した設計なのだろう。
カメラの出し入れを行なう部分のフタがファスナー式となっているものは、カメラバッグ内に、ホコリや浸水があるのでは? と心配になることがある。 ファスナー部に特別な工夫はない。一見ファスナーが目立たないようにも見えるが、ファスナーを表裏逆に取り付けることで、ファスナーの「目」が見えないようにデザイン上の配慮がなされているだけで、防水ファスナーのような特殊なものは使われていないのだ。しかしシンプルな解決策として、背面ポケット下側からウェザーカバーが出るように作られている。ウェザーカバーをかけるときは、ショルダーベルトを一度バックルから外して、カバーの穴を通す必要があるが、他のファスナー部分全てをカバーすることができる。 もっとも、このバッグのデザインからは、大自然の中の撮影よりは、街中でのスナップ、といった使い方が向いているのではないだろうか。 フランスのブランドということからか、機能性もさることながら、デザインセンスに感心させられた。 ■ ＵＲＬ 共同写真要品 http://www.kpsnet.co.jp/ 製品情報 http://www.kpsnet.co.jp/body/origi/origib/delsey/proline/proline1.html （ 木村 英夫 ） 2007/01/25 01:37
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