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ハーバー「メッシュベスト」 |
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～暑くても快適なメッシュベスト
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小さいカメラバッグにいろんな機材を重ねて入れると底の方のものは取り出しにくい……そんなときに便利なのが“着るカメラバッグ”ともいえるカメラベストだ。 一般的なベストに比べるとポケットが深く、ベストの種類によってはポケットにクッション性があり、カメラ機材を収納できるように考えられている。体の周りに機材がくっついているのだから、素早く機材が取り出せるのが最大のメリットだ。 ただ、街中のスナップ撮影に便利そうでも、着て歩くには少々気がひける感じもする。写真を撮る人が周りにいない状況だと、カメラベストを着ていることがどうしても目立ってしまうように感じるからだ。祭りなど、多くの人が撮影している状況下なら便利でなように思える。 ところで今回は、撮影ツアーでタイに来ている。海外での撮影なら目立つこともなかろうし、ベストのメリットの方が大きいだろうと考えたのだが、今の季節、タイの昼間の気温は34度から36度もあるという。一般的なカメラベストは暑苦しそうだが、暑い中でも大丈夫そうなのが今回チェックした「メッシュベスト」(7,980円)である。
カメラベストは、日本ではカメラ用品メーカーであるエツミ、キング、ケンコー(ハーバー)、ハクバが出しているが、海外ではカメラバッグメーカーのタムラックが出している。国内メーカーでは、メッシュとそうでないものの両方をラインナップしているか、メッシュのみのラインナップのところがある。タムラックは通常の生地のみだ。 ポケットが多いベストの方が使いやすそうだが、機材の出し入れのしやすさを優先するか、安全に機材を運べるか、というところが選択のしどころだろう。 ポケットは全部で9つ。マジックテープ留めのところが5つ、ファスナー留めのところが4つある。フィルターなどで出し入れの頻度が高いものは、マジックテープ留めのポケットに入れるといいようだ。ファスナー留めのところは、レンズを入れることもできるがクッション性はあまりない。 背面のメッシュは二重になっているので、A4くらいの書類ならちょうど入る。観光ガイドや地図を入れるのにちょうどいいようだ。
1人で撮影するときベストのポケットを使えば、交換したレンズをひとまずポケットに入れれば、近くにレンズを置く場所がなくても立ったままレンズ交換が可能。でも、あまり大きなレンズは入らないので、広角か標準ズームくらいまでが使える範囲だ。 使ってみて気になるのは、胸のポケットだ。細長いポケットはおそらくフィルム1本用。デジタル用に使うなら、せいぜいバッテリーが入るくらいだろうか? メモリカードを入れるには底が深すぎる。
メッシュベストを着て、タイを歩いたが撮影には確かに便利。ただ、日本に帰って女房に見せたら「釣りに行く人が着ているベスト?」といわれた。そういえば釣り人用にも似たようなベストが売られているのを見たことがある。釣りの世界でも、道具を身につけておくのが便利なのだろう。 今回のメッシュベストは、現在のままでも撮影現場なら十分便利だが、デジタルカメラでの使用に便利なように、より工夫されればさらに便利になるように感じた。 ■ ＵＲＬ ケンコー http://www.kenko-tokina.co.jp/ 製品情報 http://www.kenko-tokina.co.jp/ecatalog/harbor/index.html （ 木村 英夫 ） 2006/11/02 01:50
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