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ラムダ「レンズケース70φブルー 130-140」

安心のクッション入りレンズケース

70φのレンズケースは、ネイビー、オリーブ、グレー、ブルー、レッド、ブラック、グリーン、オレンジ、イエローの9色が用意されている
 カメラザックで知られるメーカー「ラムダ」は、ザックそのものだけでなく小物もいろいろ作っている。そのひとつが今回取り上げた「レンズケース」(3,255円)。35mm一眼レフの交換レンズ用から、大中判カメラの交換レンズ用までいくつかの製品がラインナップされているが、35mm一眼レフ用の70φのものをチェックした。

 かつては、レンズを買うとケースが付属していたものが多かったように思う。人工皮革のような、黒や茶色の円筒状のもので、上の部分をボタンで留めるような形状のものを使っていた。レンズ自体を保護する目的からは安心感が高いが、重く、大げさなような気もした。

 現在はレンズを買うとケースが別売であったり、簡単な巾着状のものがついているだけだったりする。レンズそのものを安く入手することを考えれば、ケースが別売になっていることにメリットがある。しかし、カメラバッグ以外のバッグで運ぶ場合や、カメラバッグの仕切りを外して収納容量を多くしたい場合は、しっかりしたクッション入りのレンズケースに入れて運ぶと安心だ。レンズケースは是非入手したいアイテムである。

 メーカーがレンズケースを純正で用意している場合もあるが、汎用性を考えればバッグメーカー製のものを検討してみるのもひとつの方法である。ラムダのレンズケースは、ザックと同様のナイロン製だ。ラムダの製品は、外装生地によって「ST」と「DX」に分かれているが、カラーバリエーションが多く用意されているのはSTの生地を採用した機種のみ。この70φのものはカラーバリエーションが多く、9種類が用意されている。

 よりサイズが大きいものとして中判カメラレンズ用の90φと大口径レンズ用の110φがあるが、カラーバリエーションは少なくなる。

 カラーバリエーションが多いと、レンズごとに色分けすれば素早く目的のレンズを取り出せるほか「うっかり地面に置いても、周囲との色の違いで置き忘れ防止になる」と、ラムダの佐久間社長から聞いたことがある。社長自らが山岳写真家として活動しているからこそ、製品にこのようなアイデアを反映できるのだろう。


フィルムをデザインした、ラムダのマーク。日本製である
ファスナーの開け閉めに便利なよう、指がかりが取り付けられている

レンズの出し入れが素早くできるよう、ファスナーが大きく開く
手元にあるレンズをいろいろ入れてみた

AF-S DX ズームニッコール ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) VRを入れてみた。残念ながらフード付きでは入らない AF-S DX ズームニッコール ED 18-50mm F3.5-4.5 Gは小振りなレンズなだけに余裕がある

AF-S DXズームニッコール ED 18-50mm F3.5-4.5Gに汎用タイプのテレコンをつけて入れるとピッタリ
トキナーのAT-X 107 DX 10-17mmF3.5-4.5のフィッシュアイズームを入れてみた。長さ方向に余裕がある

トキナーのAT-X M100 PRO D、100mm F2.8マクロもピッタリサイズ。ただ、フードは入らない

 今回、試しに入れてみたレンズのうち、AF-S DX ズームニッコール ED 18-200mm F3.5-5.6 G(IF) VRには、巾着状のケースが付属している。中身をしっかり保護してくれるカメラバッグに収めるにはこれで十分だが、普通のバッグに、ケースに入れた一眼レフと交換レンズ1本、という入れ方をするには、クッションがほしい。他のレンズは、ケースは付属していなかった。

 「35mm判カメラのレンズ用」として作られているφ70のケースだが、近年はレンズ自体が従来より大型化しているせいか、フード付きで入れるには小さすぎる印象だ。長さ方向には70~80mmというサイズから4種類が用意されているため、収納するレンズに合わせて選ぶことができるが、撮影現場でレンズを交換して、使わないレンズを収納することを考えれば、大は小を兼ねるという考え方で、大きなサイズのものを用意しておくのも一案だと思う。

 ファスナーの反対側には、ベルト部分に固定できるよう、ベルトループが2カ所取り付けられている。ただ「フルオープン」のタイプのため、ズボンのベルトに取り付けてレンズを持ち運ぶには向かないように思える。

 ウレタンパッドの厚さを10mmとしているとのことで、中のレンズもしっかり保護してくれそうな印象だが、ケース自体の重さは60gと軽量。山岳写真での使用を考えているため「グラム単位でも軽くしたい」との考え方で作っているそうだ。

 フードを一緒に入れることを考えて現在の多くのレンズに対応させるのであれば、大口径レンズ用のサイズでもカラーバリエーションがあれば便利なように思えた。



URL
  ラムダ
  http://www.lamda-sack.com
  製品情報
  http://www.lamda-sack.com/renscase.html


( 木村 英夫 )
2006/10/17 00:51
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