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ナヌープロ「デルタ」 |
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ミリタリー調デザインを踏襲したデジカメポーチ
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日本語のサイトでは“ハンドバッグスタイル”といっているが、コンパクトデジタルカメラ専用のいわゆるデジカメポーチである。デジカメポーチというジャンルは、ロープロ、タムラックなど世界的なカメラバッグメーカーや、エツミ、ケンコー、ハクバといった国産メーカーもいろいろなアイテムを出しているほか、エレコム、サンワサプライといったPC系サプライメーカーからも多くの製品が販売されている激戦区だ。 ナヌープロ「デルタ」(5,250円)は、ミリタリーつまり“軍事用”のコンセプトで、機材の出し入れを素早くできるのを特徴としており、他のブランドと差別化している。色は黒とオリーブがあるが、今回チェックしたものは黒である。 サイズは11×4×12cmと大柄。最近の薄型デジカメには大きすぎる印象で、キヤノン「パワーショットG5」でちょうどいいくらいのサイズだ。 フロントのポケットは3つある。ショルダー＋メッセンジャーバッグのタンゴ同様、ポケットが多く付いているというのが、コンセプトとして共通している。 ただ、タンゴにあった“ドキュメント用”という磁石固定のポケットは、通常のベルクロ固定のポケットとなっている。ポケットを“メモリー用”、“バッテリー用”と分けて使うのが便利そうだ。
内部のクッションボックスが取り外し式なのも、上位機種タンゴと共通。普段使いに使えるよう、考えられている。 また、素早い出し入れと雨天時の浸水に対する問題も、中のクッションボックスを巾着式で閉じることができるようにしていることで解消。素早い機材の出し入れからは、機材の入り口をファスナー式とするのがいいのだが、水が浸入する可能性がある。デルタは、他のシリーズと共通の撥水加工をした900デニールナイロン生地でできているが、ファスナー部は防水構造にはなっていないからだ。雨天時のみ、中を巾着式に閉じるようにすれば、普段はファスナーを開けるだけで機材が取り出せる。
デルタは一般的なデジカメポーチ同様、ショルダーベルトでの持ち運びと、ポーチ背面のベルトループで固定できる仕様となっている。ただ、ベルトループは縫い込まれているのでズボンのベルトのように、ベルト側が付けはずしできるようになっていなければ使用できない。このベルトループがボタンやベルクロで付けはずしできれば、ショルダーバッグのベルトなどにも固定できるようになるのでより便利なように思える。 昨今の薄型・軽量デジカメを考えれば大柄ではあるが“大は小を兼ねる”という考え方でいけば、汎用のデジカメポーチといえるだろう。既存のデジカメポーチに満足できなかった方に是非チェックしていただきたい。 ■ ＵＲＬ ナヌープロ http://naneupro.jp/ 製品情報 http://naneupro.jp/products/military/delta.html （ 木村 英夫 ） 2006/08/29 00:53
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