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銀一「モイスレガート・フォト」 |
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カメラの湿度調整に便利な調湿シート
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新製品として銀一から売り出された「モイスレガート・フォト」(大5,250円、小1,575円)は従来のものと異なり、防湿剤ではなく調湿剤という。つまり「カメラケース内の湿気が多いときは吸湿し、少ないときは放湿」するため、湿度が低すぎることによる弊害、例えばカメラの貼り革剥がれなどを防ぐという。 保たれる湿度は50%前後のため、カビの発生を防ぐことができる。サイズは大と小の2種類。大は約21×16.5cmでB5よりちょっと小振り、小は約10×8cmで手帳より小さいサイズだ。薄く、軽くて邪魔にならない感じが良い。
一見、カメラ用のクリーニングクロスのようにも見えるが、ゴワゴワした手触りの不織布製。素材は吸水高分子(ポリマー)ポリエステル不織布とある。高分子ポリマーというと子供の紙おむつに使われている素材を思い浮かべるが、水分を吸い込むということで共通性があるのだろうか? 本体はグレーの布で、黒いタグで商品名が縫い込まれている。タグをひっくり返すとMADE IN JAPANの文字がある。その裏にさらに白いタグがあり、使用開始日を記入するとよいとある。有効期限は2年間。当初出荷したロットには1年と記載したが、数カ月ごとに風通しのいい場所で放湿しながら使えば、実験の結果2年間使えることがわかったため最近改めた、と販売元の銀一の担当者から聞いた。
効果の範囲は小が10l、大が25lとなっている。登山用のザックでは容量表示をリットルで表しているものがあるが、写真用のバッグは「幅×奥行き×高さ」というような、寸法（内寸）で表示するのが一般的だ。例えば、380×130×250mmという内寸表示のアルミケースは、かけ算すると約12lとなり、小を2つくらい入れれば安心という感覚である。 湿度は気圧や温度によって変化するが、航空機の移動でもモイスレガート・フォトをケースに入れておけば、急な湿度変化でも対応できるという。ただ、調湿効果を発揮するには布製のカメラバッグでなく、アルミケースやABS製の密閉性が高いものに入れるとよい。カメラの単なるカビ防止のみでなく、適切な湿度の中に置いておくようにしたいなら、非常に便利な調湿剤だ。 ■ ＵＲＬ 銀一 http://www.ginichi.com/ 製品情報 http://www.ginichi.com/shop/original/detail/moisregart.html ■ 関連記事 ・ 銀一、カメラケース内の湿度を一定に保つ調湿シート（2006/05/23） （ 木村 英夫 ） 2006/06/29 01:41
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