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LEEデジタルカメラ用レンズシェード「DSS4L」
日差しの強い季節に便利!
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デジタルカメラが、フィルムカメラよりも有利な点の1つに背面液晶により撮影現場ですぐに画像チェックができることが挙げられる。露出や色に関しては全体の傾向をつかむ程度だが、構図やピントを確実につかんで、必要に応じてその場で撮り直しをするかどうかを見極めるには、液晶モニターでの画像チェックは欠かせない作業だ。
ニコン「D200」につけたところ
セット内容
その利点を活かすべく、デジタル一眼レフカメラの液晶モニターは、1.5/1.8型から、2.0/2.5型、コンパクトデジタルカメラでは3型まで大型化し、さらに高精細な再生が可能な仕様にグレードアップしている。ところが、室内での撮影や曇天時などでは気にならないものの、日差しの強い屋外での撮影時は決して見やすいものではない。
写真家によっては、大判カメラに使うような黒いかぶり布を使っていると雑誌などで紹介されているが、大げさで気恥ずかしいような気がする。より簡便に晴天時の見づらさをカバーすべく、液晶モニター用フードが内外合わせて数社から出ている。
今回取り上げてみたのは、英LEEのスクリーンシェードだ。LEEはプロ向けのフィルターメーカーだが、そのラインナップの1つに大型のレンズ用蛇腹フードがある。その技術の応用で液晶モニターのフードも作っている。
D200は、2.5型の液晶モニターで撮影画像がチェックしやすくはなったが、やはり晴天下ではチェックしづらい。D200に標準装備してある液晶カバーを外してみると、見やすさは多少改善するがそのままでは画像が確認しにくい点は同じである。そこで、晴天下では手のひらで直射日光をさえぎって画像をチェックすることになってしまう。
保護カバーが付いている状態ではかなり見づらい
保護カバーを外してみた。多少見やすくはなる
手のひらで覆うこともできるが、面倒である
LEEのスクリーンシェードは、以前1.5~1.8型用の「DSS1」と固定ルーペ付き「DSS1L」のみだったが、今年の春から2型用の「DSS2」、2.5型用の「DSS4」が売られるようになり、それぞれ着脱式のルーペがついた「L」タイプも発売となった。今回はニコンD200の2.5型モニターに合う「DSS4L」(7,350円)をつけてみた。
フードの先端には4倍のルーペが付いている
ルーペを通してみた様子
DSS4Lのセット内容は、カメラの液晶モニターの周囲につけるマジックテープと、スクリーンシェード本体、ルーペの3点だ。スクリーンシェードを使うには、あらかじめ付属のマジックテープを液晶モニターの周囲に貼り付けておく。マジックテープはシール式なので、簡単に貼ることができる。
ルーペは、プラスチックのツメ4点でフード本体に固定されており、着脱も可能になっている。フードは蛇腹式であるから畳めは付けっぱなしでも、カメラバッグに収納できる。
マジックテープはシール式だ
マジックテープで簡単に着脱可能
ルーペも着脱可能
畳んだときの出っ張りは1cmくらいだ
これから日差しが強くなる季節に、このような液晶フードは便利だ。ルーペで画面を拡大することは、拡大再生と異なり、画面のドットが大きく見えてしまうという欠点もあるが、ルーペに目を近づけて覗くと画面全体が見渡せるというメリットもある。
ルーペをフード部から外すときに、ルーペ部とフード部の隙間に指のツメを引っかけて外すというのがやややりづらいのが難点だが、ルーペに必要性を感じなければルーペなしのDSS4を選択するのも一つの方法だろう。
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URL
ケンコー
http://www.kenko-tokina.co.jp/
LEE Filters(英文)
http://www.leefilters.com/
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ケンコー、大型液晶に対応した英LEE製液晶モニターフード(2006/02/09)
( 木村 英夫 )
2006/06/01 01:02
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