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キヤノン アングルファインダーC |
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ローアングル撮影などに効果を発揮する便利アイテム
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反面、銀塩カメラの光学ファインダーを受け継ぐデジタル一眼レフカメラでは、一部の機種を除き、背面液晶を利用してファインダーの映像を見ることはできない。常にファインダーを覗けることが前提で、人の頭越しにカメラを掲げて撮影する場合などは、コンパクトカメラに比べて圧倒的に不利だ。 この状況を多少なりともなんとかしようと考えて購入したのが、今回の「キヤノン アングルファインダーC」だ。購入価格は19,800円。アングルファインダーは、標準で装備されているファインダーのアイカップと交換して使用するもの。 アングルファインダーCはL字型の形状をしている。ファインダーの映像をダハプリズムで90度屈折させ、L字状になっている頭頂部からファインダーを覗き込むことが可能なため、カメラを真上から覗き込んで撮影できる。このため、ローアングルで構えた場合でも、無理なく撮影ができるわけだ。 また、L字の付け根部分が360度回転するため、カメラを縦位置で構えた場合にも対応できる。一応下向きにもできるが、カメラ本体とファインダー部の距離に余裕がなく、実用にはちょっとつらいかもしれない。 ファインダーの倍率も変更可能で、ファインダーの視野全体をカバーする1.25倍モード、ファインダー中央部を拡大表示する2.5倍モードに切り替えが可能。標準でも1.25倍にファインダーが拡大されるため、対象が確認しやすくなる。2.5倍モードにすればマクロ撮影時などでもピントの微調整がやりやすい。ただ、倍率を切り替えた場合には視度調整が必要になる。視度は、L字上の直立部分を回転させて調整する。 使用感としては、ファインダーそのものはかなりクリアに視認できる。ただ、覗き込む角度が微妙で、少しずれるだけでもファインダーがケラレてしまうので、多少の慣れは必要なようだ。 残念ながら、アングルファインダーを使用しても、コンパクトデジタルカメラのように、人の頭越しに撮影する、という用途には向かない。しかし、筆者は、航空祭などで駐機中の航空機を撮影する場合、匍匐姿勢で下から煽って撮影することが多く、この姿勢ではファインダーが覗きにくい。アングルファインダーがあれば、カメラを地面に着底した状態でもファインダーを確認できるので、快適だ。また、天体撮影など、カメラを急角度に設置する必要がある場合にも効果を発揮する。
■ ファインダー倍率変更時のサンプル
■ ＵＲＬ 製品情報 http://cweb.canon.jp/camera/eos/accessary/detail/2882a001.html （ 本誌：清宮 信志 ） 2005/11/29 01:10
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