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ハクバ「ワンタッチレンズキャップII」
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フードを着けたままでも着脱が容易
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価格:525円
レンズキャップといえばキャップ外周部にバネ式の留め具があって、その留め具を押さえることで着脱するのが一般的だった。が、この方式では、レンズフード装着時にはフードと留め具の間の指を入れる空間が狭すぎて、着脱が難しい。いちいちフードを外さないとうまく着脱できない。キャップを外そうともたもたしている間にシャッターチャンスを逃すことだってあるだろう。
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ワンタッチレンズキャップIIを装着した状態。ノブが中央寄りにあり、フードを付けたままでも着脱しやすい
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フードの普及と相まって、最近では留め具を押さえるためのノブをレンズキャップの中心寄りに設けたキャップを採用するメーカーが増えてきた。これならフードを着けたままでもキャップの着脱がやりやすい。
これだけ便利な方式なのに、中央寄りのノブを採用していないメーカーもまだある。コストのせいなのか、それともパテントの問題でもあるのだろうか。
中央寄りノブに慣れてしまうと、外周ノブ方式を使うのが辛くなってくる。そこで、他社の中央寄りノブのレンズキャップを流用してみたのだが、たいていのレンズキャップにはメーカーのロゴが大きく目立つように入っている。気にしなければよいことだけど、鏡胴やフードのメーカー名とレンズキャップのメーカー名が食い違っているのはどことなく気持ち悪い。たいていは、レンズキャップのメーカー名のほうが目立ってしまうものだ。
今回紹介するハクバの「ワンタッチレンズキャップII」は、中央寄りノブのレンズキャップだが、レンズキャップの表側には何も書かれていない。どこのメーカーのレンズに着けても違和感がないのが嬉しい。
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キャップ表面。メーカー名は書かれていない
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キャップ裏面。ノブの可動部に口径が書かれている
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以前、ヨーロッパの用品メーカーが出している中央寄りノブのレンズキャップを使ってみたことがあるのだが、ノブが小さいために押さえにくいうえに、バネの力が弱くてすぐにレンズから外れてしまい、閉口した。ワンタッチレンズキャップIIはノブの形状が操作しやすく、バネの強度も十分だ。
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キャップには紐が付いており、レンズから外したままでもボディに下げておける
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そのうえ、ワンタッチレンズキャップIIにはレンズをボディのストラップホールなどにぶら下げておくための紐も付いている。コンパクトデジカメからデジタル一眼レフに移行してきた人たちから「デジタル一眼のレンズキャップにはなんで紐が付いていないの?」と聞かれることがよくある。頻繁にレンズを交換するデジタル一眼では、レンズによって径のことなるキャップが必要になり、そのたびに紐を着け外しするのが面倒だからだ、と答えていたが、昨今では高倍率のズームレンズを着けたままのデジタル一眼も多い。そんな人には大いにありがたい装備だろう。紐が不要であれば外したまま使うこともできる
キャップの表面処理やデザインに、若干垢抜けないものを感じるが、さまざまなデザインのレンズやボディに対応するにはこのくらいがよいのかもしれない。サイズも49mm径から86mm径まで10種類用意されている。レンズキャップにお悩みのあなたはぜひお試しいただきたい。レンズキャップひとつで、撮影感覚がずいぶん変わるものだ。
■ URL
ハクバ写真産業
http://www.hakubaphoto.co.jp/
製品情報
http://www.hakubaphoto.co.jp/new/200506/cap.html
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・ ハクバ、デジタルカメラ向けポーチなど、撮影用品4製品(2005/05/25)
( 本誌:田中 真一郎 )
2005/09/27 02:34
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