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ケンコー アダプターチューブ「DC-B6」+「サーキュラーPL(W)バーニア」52mm径
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~レンズ一体型デジカメでフィルターワーク
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価格:
DC-B6 2,310円
サーキュラーPL(W)バーニア52mm径 8,925円
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左から、アダプターチューブ「DC-B5」、目盛り入りのサーキュラーPLフィルター「バーニア」の52mm径、COOLPIX5000
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お盆休みの帰省などの旅行に持ち歩くデジカメの候補のひとつに、レンズ一体型のデジタルカメラ、というのが考えられる。レンズ交換の自由度はなくなるものの、コンパクトなサイズで、CCDのサイズは小さいものの、画素数もデジタル一眼レフと比べてそう遜色がない。私の手元にも少し古いがニコンの「COOLPIX5000」がある。そこで今回、デジタル一眼レフの代わりに持って歩くことにした。しかしながら、夏の写真に変化をつけるためのフィルターワークをしたいと思い、コントラスト強調に役立つPLフィルターとCOOLPIX5000にフィルターを取り付けるためのアダプターチューブを用意した。
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COOLPIX5000はスイッチをONにするとレンズが飛び出す、いわゆる沈胴式になっている。そのままではフィルターは取り付けできない
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そこでCOOLPIX5000のようなタイプのカメラでは、アダプターチューブを取り付けて、フィルターやテレコンなどをねじ込めるようにする
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レンズが飛び出す形式のレンズ一体型デジタルカメラでは、コンパクトに持ち運べるのはいいものの、フィルターがそのまま取り付けできない。そこでメーカー純正か、アクセサリーメーカーが出しているアダプターチューブを使ってフィルターを取り付ける。
アダプターチューブをつけているとレンズ部分が出っ張って、コンパクトに持ち運べなくなるのがデメリットだが、COOLPIX5000とDC-B5との組み合わせでは、広角の撮影において「ケラレ」は出ない。ただ、ストロボ撮影ではケラレが出るので、状況によって付けはずししたい。
今回使ったPLフィルターは、フィルム一眼レフ、デジタル一眼レフでよく使われているが、コンパクトデジタルカメラやビデオカメラでも効果があるフィルターで、反射を除去することで、コントラストをつけたり、空を青く写したりといったことができる。画像処理ソフトでは得られない効果のため、デジタルでも是非使いたいフィルターのひとつ。
だが、ソフトやNDなどのフィルターと異なり、付けただけでは効果が出ない。取り付けて、反射除去効果を確認しながらPLフィルターを回転させて反射が取れた位置で撮影するのがポイント。一眼レフでは、ファインダーを見ながら効果を確認すれば、反射除去効果がわかるが、レンズ一体型デジタルカメラでは、モニターで確認するのは難しく、PLフィルターを取り付ける前にフィルター単体を覗いて、効果のある位置を確認するとよい。
PLフィルターの効果は、その場の光線状況によって異なるので、必ず撮影する場所で、撮影する構図で確認することが重要だ。
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目盛り入りPLフィルターの「サーキュラーPL(W)バーニア」をカメラに取り付ける前に覗いて効果のある位置をチェックする
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PLフィルターをアダプターチューブの先に取り付ける。先程チェックした角度に合わせると、狙い通りの効果を確実に出すことができる
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PLフィルターには、デジタル一眼レフ用のPLフィルター「PRO1DサーキュラーPL」もあるが、これは逆光時のフレア防止効果に優れている。
今回紹介しているサーキュラーPL(W)バーニアは、コーティングが一般的なものだが、普段使いでは特に問題はないだろう。それよりも目に当てて効果を確認し、取り付けて角度を確実にチェックできるというメリットは大きい。
※作例のリンク先は、撮影した画像データそのものです。クリックすると撮影した画像が別ウィンドウで表示されます。
※キャプション内の撮影データは、画像解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値(F)/ISO感度/焦点距離です。
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ピンクと白の花のインパクトに惹かれて撮影。よく見るとピンクの花の周りの葉が、白く反射している
2,560×1,920 / 1/191(秒) / 5 / 100 / 7.1
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PLで反射を除去した。葉の反射がなくなり、本来の緑色が出てきた
2,560×1,920 / 1/103(秒) / 3.5 / 100 / 7.1
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PLを単に付けるだけではダメという例。PLで反射が取れる位置からPLフィルターを90°回すと、逆に反射が増えて写ってしまう
2,560×1,920 / 1/121(秒) / 3.5 / 100 / 7.1
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気持ちよい青空の下での撮影だったので、空を入れてフレーミングしてみた
2,560×1,920 / 1/231(秒) / 5.3 / 100 / 17.5
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PLフィルターで反射をコントロールすると、空をより青く撮影できる。このため、風景撮影の必需品、というカメラマンもいる
2,560×1,920 / 1/242(秒) / 5.3 / 100 / 17.5
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フィルターは軽くてかさばらず、そう高価なものではないが、撮影した画像に与える影響は大きい。旅行でもPLフィルター1枚持ち歩くだけで、かなり違ったイメージの写真に仕上げることができて便利だ。PLは使いこなしがポイントのフィルターなので、効果をよく確認しながら使いたい。
■ URL
ケンコー
http://www.kenko-tokina.co.jp/
製品情報
http://www.kenko-tokina.co.jp/filter/4961607315262.html
( 木村 英夫 )
2005/09/20 00:01
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