連載バックナンバー
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立体チャートで正しい色再現を
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ワイルドに変身した定番カメラバッグ
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~シャープ製パネルのデジタルフォトフレーム
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~進化した定番デジカメ向けGPSキット
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[2009/04/07]
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~大容量ショルダーバッグの新シリーズ
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タムラック 692
~大量の機材を運ぶのに便利なキャスター付きバッグ
バックナンバー
価格:107,520円
大量の機材を運ぶプロカメラマンが使うバッグに、キャスター付きのカメラバッグ(ケース)がある。一眼レフ+大量のレンズ、そしてPCを入れると、カメラバッグは極端に重くなるため、ショルダーやリュックタイプではとうてい持ち運べないため、キャスター付きカメラバッグの出番となる。
その中で、高価ではあるが耐久性で評判が高い、米タムラックの製品「692(ビッグホイールストロングボックス-LP2)」をチェックしてみた。外装は布地だが、プラスチック(タムラックでは「アメリカンフットボールのヘルメットと同じくらいの固さのABS樹脂」と謳っている)の芯が入っているハードタイプのケースだ。タムラックのこのサイズのバッグは、店頭に展示しているショップはあまりなく、実際に手にとって確認する機会はなかなかない製品だ。
ブラックのシックな外装は、スーツなどの服装でも違和感はない。バッグの高さは膝下くらいだが、ハンドルを伸ばすと腰の高さにくるため、移動は楽だ。伸ばしたハンドルは少ししなるが、実用上は問題ない
“ビッグホイール”という名前から、どのくらい車輪が大きいか、気になるところだが、10cmに満たない程度のサイズ。車輪のサイズを見せるのに、普通ならタバコの箱を置くところだろうが、D100を置いているのはご愛敬。旅行用のスーツケースより車輪が大きいので移動は楽だ
荷物室を開閉するジッパー。一般的なもの(バッグやズボンのチャックなど)と比べると、目が粗く、しっかりできている。動きもスムーズ。ジッパープルには南京錠が取り付けられる穴があけられている
バッグの側面の革巻きハンドル。上部にも同様のハンドルがあるが、伸縮式のハンドルを縮めたときに持ち上げるのに使う。しっかり本体に付けられており、重量がかかっても大丈夫。ハンドルの両脇に別売りのポケット類をつけるための留め具が装備されている
バッグの機材室は、バッグを横に倒して大きく開く。内部の素材はソフトでカメラにやさしい。仕切りは面ファスナーだが、ソフトな裏地のどこにでも取り付けることができる。そのままの状態では仕切りがかなり細かい
適度に内部の仕切り板を取り外し、デジタル一眼レフと中判カメラのシステムを入れてみた。ビックリするような収納力だ。もちろん、この状態で持ち上げるとかなり重い。だからキャスターが必要なのだ
フタの開閉の角度を調節するストラップ。これを調整すれば必要以上に拡がらない。指で持っているところのバックル(YKK製)を外すと大きく開く
フタの裏側の前面にタムラックがいう“ウインドーペインメッシュ”が貼られており、フィルターなど小物を入れるポケットとなっている。中身が見えるビニールのポケットながら、メッシュの布地により丈夫だという
バッグ前面の大きなポケットはパソコン収納対応としており、かなり大きいポケットだ。大柄なノートパソコンがラクラク入る。ただ、中で動き回りそう。ポケットの外側にはちゃんとクッションが入っていて内部を保護するとしている
前面のポケット正面に縫い込まれているタムラックのロゴ。一部の製品でより派手なロゴのものもあるが、実はこの「地味ロゴ=米本国製」らしい。派手なロゴのものは中国製だそうだ。(実は型番でも区別できて、3桁が「米国製」、4桁が「中国製」らしい)
価格が10万円を超えるバッグ、となるとデジタル一眼レフが1台買える値段ではあるが、内部に入る容量と機材の値段から考えれば、妥当なのかも知れない。外装の素材は「バリスティックナイロン」(防弾チョッキに使われていて、ほつれないのが特徴)を使い、中の機材を守るためのプラスチックの補強材もしっかりしている、となれば高価な機材も安心して入れられるバッグといえる。ただ、しっかりしているのはわかるものの、バッグのみで6kg近い重量は、何とかならないか、と思ってしまう。内寸は32×23×60cm(幅×奥行き×高さ)、重量は5,996gである。
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URL
タムラック(英文)
http://www.tamrac.com/
製品情報(英文)
http://www.tamrac.com/692.htm
2005/09/06 01:26
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