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ザ・ダイソー デジタルカメラ用液晶保護フィルム
1枚100円でキズ・汚れを防止
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左からフリーサイズ、2インチ用、1.8インチ用、1.6インチ用、1.5インチ用
「ザ・ダイソー」といえば、全国2,000カ所以上に店舗を展開する100円ショップの雄。その商品数は膨大で、毎月700から1,000種類の新商品を開発しているという。その中にデジタルカメラ用のアイテムが存在するのをご存知だろうか。
その名は「ザ デジカメ便利グッズ デジタルカメラ用液晶フィルム1枚入り」。販売価格はもちろん100円(税別)で、売り場面積1,000坪を誇る大規模店、東京墨田区のアルカキット錦糸町店で発見した。売り場は「電気小物」コーナー。携帯電話用ストラップが大量に展示される中、ひっそりと吊るされていた。
現場で見つけたサイズは、1.5/1.6/1.8/2インチ用。1.5インチ? 商品企画はそれなりに昔なのだろうか。流行の2.5型液晶モニター用は見つからない。その代わり、2インチ以上のサイズとして75×60mmの「フリーサイズ」を発見。1.5インチとフリーサイズを比較すると約4倍の差になるが、販売価格はどちらも100円(税別)だ。
ただし、フリーサイズのパッケージには、デジタルカメラではなくDVカメラが描かれている。2インチ以上の液晶モニターを搭載したデジタルカメラがまだ存在しなかったころの商品なのだろうか。
その謎を解く鍵は、パッケージ裏面の「主な対象機種」という表にあった。1.5インチと1.6インチの対象機種を調べると、すべて2002年3月から2003年2月にかけて発売されている。たとえば、オリンパス「C-300ZOOM」(1.8インチ)、カシオ「EX-M1」(1.6インチ)、ソニー「DSC-P9」(1.5インチ)、富士写真フイルム「FinePix F401」(1.5インチ)、ニコン「COOLPIX2500」(1.5インチ)といった具合。いまから3年前ということになる。EX-M1の兄弟機、MP3が聞けるEX-S1も対象機種だ。
もちろんその頃だとKONICA MINOLTAではなく「MINOLTA」だし、IXY DIGITALはまだ320(1.5インチ)で、LUMIXは初代機のDMC-F1(1.5インチ)。また、表中には東芝の「sora T10」なんて機種名も見えてちょっと感動。液晶モニターがタッチパネルで後継機にはハロー! キティのジャケットがあったんだよな……と、昔を懐かしんでしまった。
パッケージ裏面に対象機種が
これが商品そのものといえる液晶フイルム(2インチ用)
IXY DIGITAL 55の液晶モニター。まだ貼っていない
ザ・ダイソーの液晶フィルムを貼った状態。光沢はあるが見えが悪くない
2インチ用の対象機種となるとさらに古く、2001年発売の機種が多くなる。ということはこの商品、まずは2インチ用からスタートしたのだろうか。機種名を挙げると、ソニー「DSC-F55DX」、富士写真フイルム「FinePix 6800Z」、リコー「Caplio RR」など。6800Zといえばポルシェデザインの縦型ボディだし、リコーにはもう1機種、「RDC-i500」という通信機能付きカメラの名が。ああ懐かしい。しかし、最近の機種にあわせてパッケージを再印刷しないのだろうかザ・ダイソーは。
液晶フィルム自体は角が丸く、貼り直しが可能な普通のタイプ。唯一珍しい点といえば、パッケージ下部に設けられた実物大のサイズ窓だろう。持参したデジタルカメラの液晶モニターを窓にあててサイズを確認できる。この部分はあくまで窓で、フィルムは別の場所に入っている。封を破ると滑り落ちてきた。
IXY DIGITAL 55に2インチ用を貼ってみたが、特に問題なく貼り終えた。少々気泡が残ったが、私が貼るともっと高いフィルムでも入るのでこんなものだろう。簡単に剥がれ落ちる不安も感じない。2mm程度の余白が出るが、機種専用サイズではないので仕方がない。
見え具合も平凡で、液晶モニターの輝度を大きく下げない限り存在は分からない。逆に、コントラストの向上や反射防止を謳う最近のフィルムに比べると、実に素朴そのものといえる。光沢はあるものの、特に反射がきついわけでもなく、まあ昔あった普通の液晶フィルムといった印象だ。
最近の専用フィルムに比べるととにかく安いので、小規模オフィスなど、何台も機材がある環境だと便利かもしれない。さらに1枚100円だと、贅沢にも二重貼りや三重貼りも挑戦できる。いまのところ必要性を感じないが、過酷な環境で使用するなら試してみたいところだ。
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URL
大創産業(ザ・ダイソー)
http://www.daiso-sangyo.co.jp/
( 本誌:折本 幸治 )
2005/09/01 00:01
デジカメ Watch ホームページ
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